彼女の家計簿 原田ひ香 (著) 光文社 (2016/7/12) 748円

『三千円の使いかた』が大反響の著者の、心震える感動作!

女が生きるためのお金のこと、家族や仲間との関係。70年前の家計簿から、大切なメッセージが届きます。

失業中、シングルマザーの里里の元へ、疎遠にしている母親からぶ厚い封筒が届く。

五十鈴加寿という女性が戦前からつけていたという家計簿だ。備考欄に書かれた日記のような独白に引き込まれ読み進めるうち、加寿とは、男と駆け落ち自殺したと聞く自分の祖母ではないかと考え始める。

妻、母、娘。転機を迎えた三世代の女たちが家計簿に導かれて、新しい一歩を踏み出す。

「素晴らしい作品です。
多分、いろんな悩みや迷いを持ったひとが、その悩みに合った答えを、ぼんやりとだけど捕まえるヒントを見つけることができる物語です。
昔、誰だったか忘れたけど作家の人が、悩んだ時は本屋に行け、必要な本のタイトルが自分に向かって来る、みたいなことを言ってたけど、ほんとにそう。
まあ、本屋で買ってないし、Kindleだけど。私がいま、持ってるモヤモヤを、エイッと晴らしてくれた本でした。読んでよかった。」

「本当に作者は素晴らしい小説家だ。夢中で読み、最後では感動で涙が溢れた。」

「主人公の里里をはじめ、心に傷をもったいろいろな年代、時代の女たちがつむぐ物語。
一人の女の必死で美しい生き方が、のちの世を生きる女たちに暖かなつながりを残していく。
小さい子供の描き方が秀逸で、そこに存在しているような気になりました。
前向きな気分になれる小説です。」


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