猫がいなけりゃ息もできない 村山由佳 (著) 集英社 (2021/1/20)

大反響のWEB連載、待望の文庫化!

小説家と愛猫との最後の一年をつづった、心ふるえるエッセイ。

もみじ、もみじ、愛してる。早く着替えて、また戻っておいで。

房総・鴨川での田舎暮らしを飛び出して約15年。

度重なる人生の転機と転居、波乱万丈な暮らしを経て、軽井沢に終(つい)の住まいを見つけた著者。

当初2匹だった猫も、気づけば5匹に。

中でも特別な存在は、人生の荒波をともに渡ってきた盟友〈もみじ〉。

連載のさなか、その〈もみじ〉が、ある病に侵されていることが発覚して――。

著者と猫たちが出演したNHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」も大きな話題に。その撮影秘話も明かされる。

Twitter上で共感・感動の嵐が巻き起こった大人気エッセイ。

愛くるしい猫たちの写真も満載!

書くことは「痛み」を自覚する行為であると同時に、「悼み」を表明する唯一のよすがでもある。そのような場所で、村山由佳さんは書いている。猫たちとの生活エッセイとして始まった「ねこいき」は、連載を重ねるうちに、存在と存在がぶつかり合い、生と死を架橋するLive=Lifeドキュメントへと大きく変容を遂げた。交感する魂の記録である。――文芸評論家・榎本正樹氏

「帯にある通りもみじちゃんの最後の一年を綴ったお話です。でも悲しく切ないだけではありません。悲しみや辛さと向き合う為のヒントがちりばめられています。そして読み終えると愛猫を今まで以上にいとおしく大切にしたくなります。猫ちゃんを飼っている方は勿論、以前に飼っていた方や(お別れを経験した方)、これから飼おうと思っている方にもオススメします。」

「1年前テレビの番組ネコメンタリーで村山由佳さんともみじを知りました。緩やかに流れるストーリーと構成に魅了され、録画したものをずっと消さずに残してます。 そのもみじのその後のエッセイを見つけ即買いしました。そしてテレビでは知り得なかった細かい事を知り、由佳さんがとても好きになりました。背の君もとても面白い人で、2人は最高のパートナーだと思えたし、もみじや他の子達の事を深く知れて幸せです。読みながら何度も声を出し号泣しましたが、素敵な終わり方で心が温かくなりました。 由佳さんの文章力にも引き込まれました。」

「Eテレ「猫も杓子も」を観て少しでも気持ちが解るなら絶対読まなければです。猫は人によってはただの猫ですが、人生において不可欠の生き物であることをとても優しく綴っている本てす。」


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