夜明けのM 林真理子 (著) 文藝春秋 (2022/4/6) 704円

パリ、ネパール、マカオと世界中を飛び回り、ラグビーW杯を生観戦。

イケメン政治家の結婚を斬り、ビットコインの300倍の値上がりを夢見る……だが今回のハイライトは、何と言っても天皇陛下即位の礼への参列。

新時代の夜明けに、マリコが見たものは何か?

巻末に柴門ふみとの特別対談「瀬戸内寂聴先生に教わったこと」収録。

天皇陛下即位礼正殿の儀
饗宴の儀
大嘗祭

すべてに参列した作家・マリコが書く!

【ボーナス・トラック豪華3本立て収録!】
特別エッセイ「美智子皇后の『奇跡』」
週刊誌エッセイ連載史上最多回数記念インタビュー
対談「瀬戸内寂聴先生に教わったこと」(×柴門ふみ(漫画家))

最新刊単行本
『カムカムマリコ』好評発売中!

「あまり興味ないような記事もありましたが、楽しいものもありました。総じてあまり考えずにさらっと読めるいつもの楽しいエッセイ。特に小泉進次郎の結婚についてのエッセイで、滝川クリステルのことを「スカしてる」と書いてくれていたのが、スカッとしました。」

「「週刊文春」に掲載されたエッセイをまとめた本書。文春はたまに買うので読んだものも含めて、進次郎の結婚や、「桜を見る会」など、改めて通して読むと時代の流れを感じる。一般人には縁のない方たちのことも著者の目線で知ることとなり、サラッと書かれているがよく観察されているな、と感心する。好奇心旺盛なのが話しのネタになっているのか、ネタのためにいろいろ出かけているのか。どちらにしてもどんな話しも上手く読ませる。「実売数とサシメシ」というエッセイの中で出版界の厳しい状況が綴られている。純文学雑誌と呼ばれる「文學界」「群像」「すばる」「新潮」がなぜ赤字を出してまで出版され続けるのか、その理由に驚いた。本や雑誌が支えてきた文化というものが消えつつあることは一読者として本当に寂しい。巻末には1615回突破記念インタビューもある。やはりここまで続けてることが著者の凄さだ。これからもパワフルに「読者のモヤモヤ」を書き続けてほしい。」

「相変わらず誰もが思うような事をばっさりと書いてくれている。」


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