脚本家・内館牧子がつづる、童謡・唱歌の情景、忘れたくない日本の心。
「朧月夜」「仰げば尊し」「われは海の子」「虫のこえ」「冬景色」など 21の歌から見えてくる、日本人の生き方、懐かしい景色。
目次
~はじめに~ 船頭さん
春の歌
朧月夜
仰げば尊し
さくら貝の歌
みかんの花咲く丘
箱根八里
夏の歌
蛙の笛
汽車ぽっぽ
この道
蛍
われは海の子
秋の歌
見てござる
風
虫のこえ
叱られて
故郷の空
冬の歌
冬の星座
もずが枯木で
冬景色
お正月
冬の夜
あとがき
内館牧子先生『消えた歌の風景PART1』、ルミネ川越店の書店さんの文芸書コーナーにて並べていただいております!
古きよき歌??が消えつつある今、内館先生の歌への思いにあふれるエッセイです。
歌の情景のイラストも添えられ、オールカラーでお楽しみ頂けます。是非お手に取ってご覧ください。 pic.twitter.com/IFAp6ZiNVX— 清流出版株式会社 (@seiryu_pub) March 24, 2022
著者について
内館牧子(うちだて・まきこ)●1948年秋田市生まれ、東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本は「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。小説家、エッセイストとしても活躍。2000年より10年間、女性初の日本相撲協会の横綱審議委員を務める。2003年、大相撲研究のために東北大学大学院に入学、2006年3月修了。著書に『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』(共に講談社)、『小さな神たちの祭り』(潮出版社)、『男の不作法』『女の不作法』(共に幻冬舎)など。
「かねがね「仰げば尊し」が学校で歌われなくなったのを不思議に思っていた。言論テレビで花田氏が紹介されているのを知り、Amazonで直ぐに注文した。翌日届いた。美しい装丁の本であった。挿絵も素敵である。
「日本人チームのお返し」のページを読み出して、この美しい本を濡らしてしまった。私の涙で。一つひとつの唄への著者の語りが身に染みる。日本の時代の風景が蘇る。子や孫に読ませたい一冊である。」
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