浮き立つような春の夜空に輝く幾千の星。そこに展開する幾多の心模様……。
夏の夜に怪しく光る赤いアンタレス。
そして銀河を巡る幾多の伝説。
九十一年間、星を愛しつづけた詩人から星を愛する人達への贈り物。
春・夏篇〈3月~8月〉
夜空の星に心込めて近づくとき、星はその人の人生の苦楽を共にしてくれる。夜毎の空の美しさを、星々のエピソードや古今東西の詩文をまじえ語る星界日誌。
星を愛しつづけた詩人から、星を愛する人たちへの贈り物。
秋・冬篇。〈9月~2月〉
巻末に国立天文台副台長・渡部潤一教授監修〈星空案内〉を収録
野尻抱影『星三百六十五夜』(中央公論新社)星を愛し続けた詩人の贈り物――名エッセイがクラフト・エヴィング商會の素敵な装丁でリニューアル!文庫版四分冊から、春・夏と秋・冬の二分冊になりました。 pic.twitter.com/EPSvuyOMRw
— ジュンク堂書店プレスセンター店 (@presscenterten) April 19, 2022
著者について
野尻抱影
一八八五(明治一八)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。一九七七(昭和五二)年没。
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