
移住者として暮らす富山で、十数年ぶりに再会した花ちゃんとなごやん。
緊張感に満ちたコロナ禍の暮らしをやさしく見つめた傑作長編。
著者について
1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「外界から内面から人はいつも脅威と紙一重のところにいて、生きていられることが奇跡だったりするところでほんのちょっとのことで、安寧を得たり、不安の底に落ちたりする、その辺の言葉の使い方が嗜好として、いつも合う。とても繊細な味わいの食べ物を味わった感。ここでしか食べられない感覚。」
「とにかく最高、最強の同時代小説であるとともに、過去未来を貫く普遍的な小説であり、もしも小説を一冊だけ手元に置いておくならばこれ!というほどの、素晴らしい小説だ。」
「富山を舞台にしたノンフィクション的な楽しみ。
富山を知っている人にはより楽しめるのではないか。
コロナ禍の日常は精神的な問題がなくても、あーそういうことあるよなという日常を切り取っている。
やっかいな病気を抱えた主人公ということで共感ポイントが難しく、合う合わないは分かれるかもしれない。
まっとうな人生って簡単に使いがちだけど、何かまっとうなんだろうかと感じさせる。」
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