恋愛の発酵と腐敗について 錦見映理子(著) 小学館 (2022/2/14) 1,760円

太宰治賞作家が描く大人の恋の群像劇

人生の経験を積んだ大人でも、恋愛だけは不器用なまま。

太宰治賞受賞後第1作、錦見映理子が大人の恋と人生を鮮やかに紡ぎ出す。

不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた万里絵。

知らない町で、夢だった喫茶店を開き、ここで穏やかに暮らしていこうと決心する。

そんな矢先、店に奇妙な男が現れる。

その男・虎之介は、商店街の一角にできたパン屋で働くパン職人。

仕事においては高い技術を誇り、実直な職人気質な男だが、こと女に関してはだらしないことこの上なく、町の女達が翻弄される。

そんなある日、自由奔放な虎之介に振り回されてきた女達に厳しい現実がつきつけられる。

その後、女達に予想外の結末が訪れる。

Apple Books限定先行配信・有料小説ランキング1位を獲得した小説、待望の書籍化。


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