歌舞伎江戸百景 藤澤茜 (著) 小学館 (2022/2/16) 2,420円

浮世絵で読む芝居見物ことはじめ

江戸っ子に学ぶ、歌舞伎と浮世絵の楽しみ方

江戸庶民文化の華と称され、いまや日本文化の代表とも言える「歌舞伎」と「浮世絵」。

江戸の暮らしとともにあったこのふたつの文化は、相互に影響し合いながら発展してきました。

本書は、「浮世絵を見ることで歌舞伎がよくわかる、歌舞伎を知ることで浮世絵がもっと楽しくなる」をコンセプトに、江戸の日常、浮世絵と歌舞伎の歴史、歌舞伎の名作・名場面などさまざまな切り口で、歌舞伎と浮世絵の関係をひもときます。

東洲斎写楽の役者大首絵はもちろん、葛飾北斎による着せ替え人形遊びのような役者絵、歌舞伎役者が広告塔となって商品を宣伝する浮世絵まで、浮世絵と歌舞伎の分かちがたい2つの魅力を、100点を超える作例とともに紹介します。

浮世絵コレクターとしても名高い歌舞伎役者・市川猿之助丈のインタビューも収録。猿之助丈秘蔵の浮世絵も掲載。

「歌舞伎の浮世絵」と聞くと、役者の顔が大きく描かれたいわゆる「役者絵」を想像します。

ところが、江戸時代に制作された浮世絵の約半数が歌舞伎に材を取っているといわれるほど、歌舞伎を描いた浮世絵の作例は多岐にわたります。

こどもがあそぶ双六が描かれた浮世絵や、地震を鎮める護符のような役割を果たした浮世絵など、浮世絵の意外な役割、歌舞伎との組み合わせを楽しんでください。


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