跳べ、栄光のクワド 碧野圭 (著) 小学館 (2022/2/4) 759円

伝説のフィギュアスケーターの真の姿とは?

日本のフィギュアスケーターなら誰もが目指す憧れの舞台、全日本フィギュア選手権。

さらに、今回の大会はオリンピックの出場権がかかる、とても重要な試合。

そんな大切な試合の直前、男子ショートプログラムの2日前に、男子レジェンドスケーターが忽然と消えた。

「ショートの試合の前には必ず戻りますから、探さないでください」という書き置きを残して……・。

レジェンドスケーターが全日本フィギュアを前に失踪!?

そこから物語はスタートする。試合のジャッジ、フィギュアを報道するアナウンサー、選手の身体をケアするトレーナー、選手にとって一番近い存在の母親、そして振付師。

それぞれの目線から、彼について、そして今回の事件についての考察が始まる。

次々とその波紋は広がっていき、それぞれの心に彼の姿、彼への想い、そして、新たな絆といえる感情が生まれていく。

立場は違えど、共通するのは彼への熱い気持ち。

また、「推し」をもつファンの心情も描かれる。

そして、渦中の彼の行方は……。

主役を支える人々のお仕事小説でもあり、人間ドラマでもあり、成長物語でもある。読後爽快な、スポーツエンタテイメント小説です。

【おすすめ情報】
ずっとフィギュアスケートファンである著者が、長年のフィギュアスケートへの想いの集大成として書き下ろした渾身の作品です。

とかくスケーターばかりに目が行きますが、実はその周囲には彼、彼女を支える多くの存在がある。

その方々が自分の役割をまっとうしてこそ、スケーターは輝ける。

そんな、フィギュアスケーターのチームスポーツ的側面に目を向け、それぞれが語る、というスタイルで、今までにないフィギュア小説が誕生しました。

装画と、巻末の解説原稿は、フィギュアスケートマンガのレジェンド、槇村さとる先生!こちらも、見逃せません!


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