藍を継ぐ海 伊与原新 (著) 新潮社 (2024/9/26) 1,760円

第172回直木賞受賞!

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

徳島の海辺の小さな町で、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自分ひとりの力で育てようとする、祖父と二人暮らしの中学生の女の子。

年老いた父親のために隕石を拾った場所を偽ろうとする北海道の身重の女性。

山口の見島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。

長崎の空き家で、膨大な量の謎の岩石やガラス製品を発見した若手公務員。

都会から逃れ移住した奈良の山奥で、ニホンオオカミに「出会った」ウェブデザイナーの女性ーー。

人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。

『宙わたる教室』『月まで三キロ』『八月の銀の雪』の著者による、心揺さぶられる全五篇。

「「星隕つ駅逓」は、北海道開拓時代に郵便局の果たした役割がおもしろかった。伊予原さんの作品は、「月まで3キロ」を2023年10月に始めて読み、夫も面白いねと言って2冊続けて読みました。でも、2023年12月24日に突然亡くなってしまいました。この「星隕つ駅逓」の土地遠軽町白滝村は夫の出生地でした。夫が読んだら、どんなに喜んだろうと想い、涙いてしました。科学的な事例を、分かりやすく説明しながら、個々の人の人生に寄り添ってるのが興味深くもあり、良いと思います。」

「NHKでドラマ化された「宙わたる教室」で注目を集めた気鋭の作家による短編集。それぞれの素材が面白い。失われたはずの幻の窯と地質学、絶滅種ニホンオオカミと地方移住の若者、被爆現場の記録と過疎集落、隕石と北海道郵政の歴史、ウミガメと町おこし。
必ずしも専門研究機関の所属ではない市井の研究者たちと、土地の歴史文化がクロスするところに物語が発生している。短編だけに、ご都合主義っぽい展開だったりまだまだ続きを読みたいような食い足りなさを感じる部分もあるのだけれど、作者の拾い上げる素材の新しい切り口が鮮やかだ。
今回の直木賞候補作を全部読んでみたが、私の受賞予想はこの一冊だ。」

「自然科学をテーマとした短編集
中学受験に出題されるかもと思い購入しました。
どの物語も最後には心が温まるような終わり方で、読み終えた後、自然に触れたくなるような気持ちが湧き上がりました。
自然科学に詳しくなくても十分に楽しめる内容で、専門的な知識がなくてもスムーズに読み進められます。短編集としてのまとまりが良く、心の栄養になる一冊です。」


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