秋篠宮家と小室家 文藝春秋編 (著) 文藝春秋 (2022/2/18) 968円

なぜ眞子さまは小室圭さんを諦めなかったのか。

皇室史上「類例を見ない結婚」は何をもたらすのか。

令和の宮中重大事件の全舞台裏。

【目次】

第一章 異例の結婚会見

令和の「宮中重大事件」はなぜ起きたのか
保阪正康

皇室からの「脱出」を夢見た眞子さま
文藝春秋編集部

第二章 婚約内定から結婚延期へ

小室さんの登場で「女性宮家」は消えた
保阪正康×岩井克己×所功

元婚約者が語った〝金銭トラブル〟と〝母子密着〟
友納尚子

美智子さまのご意向に悩まれた紀子さま
文藝春秋編集部

宮内庁が懸念する小室さんの「生活力」
友納尚子

第三章 小室家の謎

小室母子の言動を「脳」から考える
中野信子

二十八枚の小室文書が晒した被害者意識
江森敬治×片山杜秀×河西秀哉×山口真由

小室佳代さん 一九六六年生まれ「ひのえウーマン」の上昇志向
酒井順子

第四章 秋篠宮家「自由な子育て」の源流

秋篠宮「やんちゃな弟」から懊悩する皇嗣へ
保阪正康

「どうして小室さんでダメなのか」紀子さまの父、川嶋辰彦さんの結婚観
斎藤智子

悠仁さまの「帝王学」と「学校選び」
江森敬治

第五章 眞子さんと皇室の未来

皇室の〝結婚至上主義〟は時代に合わなくなった
鈴木涼美×三浦瑠麗

「大衆天皇制」崩壊の先にあるもの
御厨貴×林真理子

眞子さまが皇室を出て得たものとは何か
本郷恵子

秋篠宮家と小室家 年表

初出一覧

「金銭問題がだらだら長引いたの元婚約者さんにお金を返すなとお願いした眞子さんご本人で片側に肩持つ行為を皇室の方が行うとは信じがたいことで今で気の毒と思っていた気持ちがひっくり返された会見であった。批判ではなく、考え直していただけないかという国民の声が届かなかっただけでなく信じていた国民が裏切られたような感覚だった。以上の事が皮切りに月刊文芸春秋’16~’22年各号よりの記事の編集されたものなので目新しいもの特にはないが書き下ろし「眞子さまが皇室を出て得たものとは何か」でもない私見だが多分複雑性PTSDが治ることを得た事でしょう。
識者でもない方の集まり有識者会議報告書への寄稿は面白い。年表があって時間の経過で忘れたことを思い出すには良い本です。本日再試験日初日、尊敬しているという人のためにも頑張ってください。」

「戦後、日本の皇室のあり方は大きく変わり、その中心となる美智子上皇后の存在が大きかった、ということは国民の多くが認めるところであろう。その戦後の皇室のあり方を大きく変えるような一撃を与えたのが小室家であり、本書はその経緯や課題を伝える一冊となっている。

結婚は本人同士の問題とする考え方から、皇室の伝統を重んじる考え方まで国民の間にも考え方、感じ方に幅広い違いがあること、日本の皇室が(これまでになく悪い意味で)週刊誌ネタとされ、ワイドショーを賑わすネタを提供する存在とされてしまったこと、これをきっかけとして皇室のあり方そのものが問われるような議論のきっかけとなってしまったこと、更には皇室の持続性にも疑問と不安の眼が向けられるようになったという意味で、皇室の危機を引き起こしてしまったということは否めない。

単純な問題ではない、多岐に亘る複雑な問題を考える上で、過去数年の「文藝春秋」の記事の抜粋を読むことは、考え方の再整理に役立つが、敢えて追加をお願いするとすれば、外国のメディアが現在の皇室に起こっている事象や課題について、どのように捉えているのか、が盛り込まれていたら、更に頭の整理に役立ったであろうと思われる。」


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