ずっと息苦しさを感じていた少女が、ニットの世界に居場所を見つけるまで。
「書く」ことは「編む」ことと似ている──。
学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。
傷つきながらも一歩ずつ進み、ニットデザイナーとなった著者。
その半生を追ううちに、読者それぞれの「あの頃」が蘇る極上のエッセイ集。
谷川俊太郎さん
編む指と書く指が一つになって生み出す日々の模様の暖かさ吉本ばななさん
繊細なようで野太い作風はニット作品と全く同じ香りと色彩。とにかく文章がうますぎる!なかしましほさん
妹であることを忘れて、姉の本の世界にいました。あたたかくて、かっこいい。姉が編んだはじめての本。
結局帰る前に別の本屋さんに寄って2冊本を買った。吉本ばななさんの「ちがうこと」をしないこと。それと、三國万里子さんの編めば編むほどわたしはわたしになっていった。最近本の虫スイッチがずっとONになってる。 pic.twitter.com/EBmiCaasTL
— まめつぶ (@mame_mametaroo) October 12, 2022
「ラジオの読書案内で絶賛していたので購入しましたが……好みもあると思います。」
「文章、ストーリー、全てがセンスが良すぎます。身震いするほど。あまりに素敵な本なので、読み切ってしまうのが勿体無くて少しづつ少しづつ読んでいます。」
「失礼ながら、この本を読むまで作者を知りませんでした。誰とも知らずに読んだ本ではありましたが、その人と成り行きが詰まった、どこか文学的な文章でした。私のような作者を知らない方でも、充分楽しめるエッセイです。」
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