編めば編むほどわたしはわたしになっていった 三國万里子 (著) 新潮社 (2022/9/29) 1,650円

ずっと息苦しさを感じていた少女が、ニットの世界に居場所を見つけるまで。

「書く」ことは「編む」ことと似ている──。

学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。

傷つきながらも一歩ずつ進み、ニットデザイナーとなった著者。

その半生を追ううちに、読者それぞれの「あの頃」が蘇る極上のエッセイ集。

谷川俊太郎さん
編む指と書く指が一つになって生み出す日々の模様の暖かさ

吉本ばななさん
繊細なようで野太い作風はニット作品と全く同じ香りと色彩。とにかく文章がうますぎる!

なかしましほさん
妹であることを忘れて、姉の本の世界にいました。あたたかくて、かっこいい。姉が編んだはじめての本。

「ラジオの読書案内で絶賛していたので購入しましたが……好みもあると思います。」

「文章、ストーリー、全てがセンスが良すぎます。身震いするほど。あまりに素敵な本なので、読み切ってしまうのが勿体無くて少しづつ少しづつ読んでいます。」

「失礼ながら、この本を読むまで作者を知りませんでした。誰とも知らずに読んだ本ではありましたが、その人と成り行きが詰まった、どこか文学的な文章でした。私のような作者を知らない方でも、充分楽しめるエッセイです。」


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