君たち、中国に勝てるのか 岩田清文 (著), 武居智久 (著), 尾上定正 (著), 兼原信克 (著) 産経新聞出版 (2023/1/12) 968円

中国の台湾侵攻は予想より早い。

「勝てるのか」「自衛隊員は何人死ぬのか」と問うた安倍総理への回答

陸海空の自衛隊最高幹部OBと元国家安全保障局次長が鳴らす最高レベルのアラート。

今、日本に必要なのは「総力戦」だ。

2025年から27年、アメリカは通常戦力でも核戦力でも中国を抑止できなくなる。

中国の台湾侵略で日米はどう戦うのか。

中国はどう攻めてくるのか。

アメリカと中国はどちらが強いのか。

日米同盟のリスクは何か。

安保3文書の背景「危機の実態」を明らかにする。

君たち、中国に勝てるのか

【目次】
はじめに
第1章 台湾有事は予想より早い
第2章 君たち、勝てるのか
第3章 日米VS.中国 どちらが強いのか
第4章 日本のサイバー敗戦
第5章 台湾有事 米軍は台湾に集中する
第6章 国のために戦いますか
第7章 もし、中国が日本に戦術核を使ったら
第8章 4年以内に必要な継戦能力
第9章 日本は勝てるのか
付 録 台湾海峡危機 日本はいかに備えるべきか

著者について
岩田清文(いわた・きよふみ)
1957 年生まれ。元陸将、陸上幕僚長。防衛大学校(電気工学)を卒業後、79年に陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務などを経て、米陸軍指揮幕僚大学(カンザス州)にて学ぶ。第71戦車連隊長、陸上幕僚監部人事部長、第7師団長、統合幕僚副長、北部方面総監などを経て2013年に第34代陸上幕僚長に就任。2016年に退官。著書に『中国、日本侵攻のリアル』(飛鳥新社)、共著に『自衛隊最高幹部が語る令和の国防』(新潮新書)など。

武居智久(たけい・ともひさ)
1957年生まれ。元海将、海上幕僚長。防衛大学校(電気工学)を卒業後、79年に海上自衛隊入隊。筑波大学大学院地域研究研究科修了(地域研究学修士)、米国海軍大学指揮課程卒。海上幕僚監部防衛部長、大湊地方総監、海上幕僚副長、横須賀地方総監を経て、2014年に第32代海上幕僚長に就任。2016年に退官。2017年、米国海軍大学教授兼米国海軍作戦部長特別インターナショナルフェロー。現在、三波工業株式会社特別顧問。翻訳に『中国海軍VS.海上自衛隊』(ビジネス社)など。

尾上定正(おうえ・さだまさ)
1959 年生まれ。元空将、航空自衛隊補給本部長。防衛大学校(管理学専攻)を卒業後、82年に航空自衛隊入隊。ハーバード大学ケネディ行政大学院修士。米国防総合大学・国家戦略修士。統合幕僚監部防衛計画部長、航空自衛隊幹部学校長、北部航空方面隊司令官、航空自衛隊補給本部長などを歴任し、2017年に退官。2019年7月~21年6月、ハーバード大学アジアセンター上席フェロー。現在、API(アジア・パシフィック・イニシアティブ)シニアフェロー。著書に『台湾有事と日本の安全保障』(共著、ワニブックスPLUS新書)など。

兼原信克(かねはら・のぶかつ)
1959年生まれ。同志社大学特別客員教授。東京大学法学部を卒業後、81年に外務省に入省。フランス国立行政学院(ENA)で研修の後、ブリュッセル、ニューヨーク、ワシントン、ソウルなどで在外勤務。2012年、外務省国際法局長から内閣官房副長官補(外政担当)に転じる。2014年から新設の国家安全保障局次長も兼務。2019年に退官。著書に『歴史の教訓』(新潮新書)、『日本の対中大戦略』(PHP新書)など。

「本書の筆者たちは、今後数年以内にも習近平の中国が台湾に武力侵攻する可能性があると主張する。しかし、台湾有事における政府・自衛隊の対応手順の取り決めに始まり、防衛力の整備、アメリカとの連携、核戦略の策定、国民保護の準備等々、どれをとっても現段階では「ないないづくし」であることがよく理解でき、驚きを通り越して戦慄さえ覚えされられる。」

「安倍元総理の逸話。習近平主席と会ったとき「私の島に手を出してはいけない」と台本にない発言したとのこと。本書は、中国の台湾侵攻が迫るなか、政治家の指導力と日米同盟強化、平時からの軍事的備えの必要性を訴える。」

「岩田清文・尾上定正・武居智久・兼原信克の四人による座談会型式の『君たち、中国に勝てるのか 自衛隊最高幹部が語る日米VS.中国』(産経新聞出版)を読んだ。年明けに出たばかりの新刊書。」


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