有元家のさもないおかず 有元葉子 (著) 三笠書房 (2021/11/12) 1,650円

あるものでサッと作るおかずこそ、食卓の主役なのです。

一度作れば覚えられる、62の簡単レシピ。

「さもない」とは、たいしたことはない、どうってことはないという意味の言葉です。

我が家のさもないおかずは、こむずかしいプロセスはなしで、なじみの食材で、が決まりです。

私のおかず作りは、あるもので作るが原則。

何もないようにみえても、冷蔵庫や食品庫に何かしらはあります。

食材がいろいろあるのではなく、むしろこれしかない、という条件下で知恵を絞ることに、料理作りの醍醐味さえ感じます。

立派なメイン料理はさておき、普段のさもないおかずの引き出しがあればあるだけ料理力が身につきます。

記憶に鮮明に残るのは、そんななんでもないおかずの数々です。

(はじめに より)

「普通が一番 特別な事は何もない こんな料理本が見たかった。ありそうで無い本です。人が普通に生活して行くのに手の込んだものは必要ないと思ってます。材料が高くなくても手が込んだ料理は日常的ではありません。」

「ありあわせの材料で簡単に作るという本来の家庭料理のあり方を示してくれる本です。予算も限らていれば時間もない中、凝った料理ばかり作るのは非現実的ですし、多くの家庭はそんな風になっているのではないでしょうか。
そうはいっても、そのやり方が分からない、という人も少なくないはず。多くの場合、親から教わったり、いろいろな情報を試していくことで、そういう主婦の秘伝が完成していくのですが、そういうマニュアルがあってもいいはず。家庭料理虎の巻的な本です。」

「著者の本はどれを読んでも「うん、うん、そうだよね」とうなずいてしまうものばかり。この本も「さもない」と言いながら、レシピの質の高さは決してさもなくありません。おいしいものを作るために、いい材料と調味料、そして正しい作り方を突き詰めてここに至ったであろうことがひしひしと伝わってきます。確かに見た目の派手さはないかもしれませんが、さもないおかずはどれも極上です。」


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