チーム・バチスタの栄光 海堂尊(著) 宝島社; 新装版 (2015/9/19)

シリーズ累計1000万部を超えるベストセラーとなった「チーム・バチスタ」シリーズの原点、『チーム・バチスタの栄光』が新装版になって登場!

『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞、ドラマ化・映画化もされ、「SUGOI JAPAN Award 2015」の投票で、過去10年間のエンタメ小説の中からベストテンにも選出された、傑作医療ミステリー。

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。

ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。

医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。さらには、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔もやってきて……。

「中学1年生の子供に買ったのですが、漫画ばかり読んでいて、なんとか単行本を読む習慣を付けさしたかったのですが。悩んでいるとき、子供からテーム・バチスタの栄光シリーズ3冊買ってと頼まれました。友達に勧められたのだと思います。凄く面白かったと1月で2冊読んでしまいました。読書の面白さが分かって将来の役に立つと思います。」

「東城大学医学部病院の誇る心臓手術「左心室縮小形成術」通称創始者R.バスチタ博士の冠した俗称「バスチタ手術」。アメリカの心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生を臓器制御外科助教授として招聘し構築された「チーム・バスチタ」。桐生助教授率いる7名の心臓移植の代替手術は100%の成功率で栄光に輝く中、立て続けに3例の術中死が起こってしまう。この内部調査を院長が依頼する不定愁訴外来の「田口公平」。田口にとっては何故自分が調査の依頼を引き受けなければならないのか困惑の色を隠し切れない中、院長の言葉が続く。」

「文句なし!最近読んだ小説の中では最高に面白く、久しぶりにワクワクしながら読んだ。一見読むのをためらうような重いテーマを扱っているが、作者の軽妙なペン捌きと登場人物のユニークなキャラクターによって、すぐに小説の中に引き込まれてしまった。また、単に面白いだけでない。現在、医療界が抱えているさまざまな問題を、奥深い洞察力と含蓄ある文章でわかり描いている。手術室の描写も現役医師だけにリアリティがあり、オペ中の緊迫した場面が臨場感あふれスリリングであった。ストーリーは読んでのお楽しみであるが、最後まで予想のつかない展開で、読後感もこの手のミステリーにしては爽やかだ。ただ、誰が読んでも解かるように、専門用語は解説するなど表現に工夫がほしかった。次回作が楽しみである。」


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