天路の旅人 沢木耕太郎 (著) 新潮社 (2022/10/27) 2640円

「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。

「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。

第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。

敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。

その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。

著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。


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