40~50代は、高齢期まではまだ時間はあるけれど、「もう若くない」「これからどうなるのか」と不安が募る年代。
今までは「もっともっと」と上を目指していたけれど、いつかは「老いる」ことを受け止め、徐々に下り坂を経験しなければなりません。
この「人生後半」を、どのように受け止め、過ごしたらよいか。
暮らしを見つめる人気ムック「暮らしのおへそ」編集ディレクター・一田憲子さんが、これからの自分らしい「生き方」「暮らし方」を提案します。
下り始めなければならない時がきたら、「『もう私は成長できない……』としょんぼり下るのではなく、上り道では見る余裕がなかった眼下に広がる風景をゆっくり眺めながら、ご機嫌に下りたいなあと思うのです。」(本書より)
「老いる」ことによって体力は衰え、できなくなることは増えていくかもしれないけれど、歳を重ねてきたからこそ、今までとは違った気づき、発見に出会う楽しみもある。
50代後半となった一田さん自身も迷いながら考え気づいた、これからの暮らし、人間関係、自分の育み方、学び、老いとの向き合い方、装いなどを提案。これからの人生に明かりを灯すエッセイ集です。
一田憲子『人生後半、上手にくだる』(小学館)
女性の50代は揺らぎの季節。環境や体調の大きな変化とともに見えてくる人生の後半戦に、不安と悩みを抱えている人は多いはず。
一田さんの暮らしぶりにはヒントがたくさん!そのコツは”小さなこだわりを手放す”こと。後半戦のあり方を考えてみませんか? pic.twitter.com/TN7GFSALcG
— わおん書房 (@waonbooks) October 31, 2022
「上手に下ることが人生全体を良くする。そう確信できました。ここまで正直に書かれてある本はまだ少なくて、いつまでもまだまだイケる!と思わせる考えのほうが多いけれど、時代は変化している…それに気づけるかどうか、がわかれ道なのかなと思いました。ただ、必死に頑張ったことのある人、小さくても成功体験のある人が、共感できることなのかもしれません。」
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