
広島に住む小学校5年生のリョウタ。
同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄ミノルの話を聞く。
平和学習で資料館に行き、戦争は怖い、二度と繰り返してはいけないと思っていた一方、どこか遠い昔の出来事のようにも感じていた。
しかし、祖父の話から興味を持ったリョウタは、亡き大おじミノルの足跡をたどろうと思う。

リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン、レイは共働きの両親にかわり育ててくれた曾祖母のことが好きだった。
原爆で子どもをなくしている曾祖母は、時おり記憶がまだらになり、我が子を捜し始める。

近所の子どもたちからも変人扱いされている曾祖母の姿を見るのは辛く、なんとか彼女を救いたいと思うレイだが――。
平和のために、今、私たちは何ができるのだろう――すべての人が幸せに生きられる世界へ、祈りをこめた物語。

『ぼくはうそをついた』西村すぐり 読了
【2024年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書】#NetGalley にて リクエストによりプルーフで読めました。
広島と原爆と戦争による悲劇を若い人だけでなく戦争体験のない大人にも分かってもらうように書かれた本でした。 pic.twitter.com/WhtOrPpmVM— DI@スヌーピー (@DI_1026) June 1, 2024

「主人公は心優しい小6女子と小5男子。
バレーに燃える普通の小学生だった彼らが、思わぬ出来事をきっかけに、戦争が先輩の曾祖母や自身の祖父の心に残した
傷跡を目の当りにします。
タイトルの意味を知った瞬間の衝撃。凄かった!
少年の思いやりが、胸に迫ります。
小学校が臨時の救護所になり、子どもたちが凄惨な現場で手伝いに奔走するシーンも衝撃でした。
決して色褪せさせてはいけない記憶。
繰り返してはならない過ち。
著者の、そして著者の母の心からの願いが、ひしひしと伝わりました。
世代を超えて受け継がれるべき作品だと思います。
(対象年齢は10歳以上かな?)」
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