死体格差 異状死17万人の衝撃 山田敏弘(著) 新潮社 (2021/9/16) 1,650円

病院で死ななかっただけなのに――他人事ではいられない知られざる現実

高齢化が進む日本では、病院外で死ぬ「異状死」が急増中しており、その数は年間17万人前後にも及ぶ。

しかし、遺体を解剖し、死因究明を行っているのは一部にすぎず、死ぬ場所によってはその死因がきちんと究明されない「死体の地域格差」が生じている。

この国では人は死してなお平等ではないのだ。

その看過できない実態を、法医学者を中心とした当事者たちが証言する。

コロナ禍の最中、知られざる死の現場を炙り出す告発ルポ。

著者について
国際ジャーナリスト。1974年生まれ。ロイター通信、ニューズウィーク日本+英語版を経て米MITフルブライト研究員として、国際情勢とサイバーセキュリティーの研究・取材活動に従事。テレビ・ラジオでも活躍。著書に『ハリウッド検視ファイル』『CIAスパイ養成官』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する」(文藝春秋)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)など。


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事