コロナ自粛の大罪 鳥集徹(著) 宝島社 (2021/3/19)

現役医師たちが本音で語る「日本コロナ」の真実! 日本に新型コロナウイルスによる感染者が発生し1年以上が経過した。

この1年で確実にわかったことは、日本では感染者、死亡者数が欧米に比べ圧倒的に少ない事実である。

しかし、メディアは新型コロナの恐怖を煽り続け、政府は科学的根拠を示すことなく今年1月に2度目の緊急事態宣言を発出した(4都県は3月21日まで措置延長)。

本書は政府、自治体、医師会等による新型コロナウイルス自粛政策に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集である。個別の事象の捉え方において7人の意見には相違もある。

しかし、過度な自粛要請を繰り返すべきではないという認識では全員が一致している。国民や国家に取り返しのつかない甚大な“副作用”をもたらすことが明らかだからだ。

多くの人々を不幸にするだけの政策は、もう終わりにすべきだ。

第1章
「病床数世界一」でなぜ医療崩壊が起きるのか
森田洋之(医師/南日本ヘルスリサーチラボ代表)

第2章
「コロナ死」だけを特別視するのはもうやめろ
萬田緑平(緩和ケア萬田診療所院長)

第3章
5類感染症に指定すればコロナ騒動は終わる
長尾和宏(長尾クリニック院長)

第4章
長引く自粛生活が高齢者の健康寿命を縮める
和田秀樹(精神科医)

第5章
“未知のワクチン”を打つほどのウイルスなのか
本間真二郎(小児科医/七合診療所所長)

第6章
ほとんどの日本人の身体は「風邪対応」で処理
高橋 泰(国際医療福祉大学大学院教授)

第7章
国民は頑張っている。厚労省と医師会はもっと努力を
木村盛世(医師/作家/元厚生労働省医系技官)

「おそらく、この本を読み終えるころには、新型コロナはワクチンを打つまでもないウイルスだと結論づける人が大半になっているように思う。現時点でワクチンを打つかどうか迷っている人には、ワクチン以上の効果がある内容で充実している。この価格で”先行接種”出来るのであれば、超リーズナブルな買い物となるであろう。」

「7人全員がコロナ禍に対する違和感を訴えている、同類の意見なのだが、それぞれ見る角度も違えば、対応策、方向性など、かなり違うところが興味深い。」

「新型コロナは高齢者や基礎疾患者のようなハイリスク集団(関連する医療従事者や介護者含む)とそれ以外のローリスク集団とでそのリスク度合いは全く異なる。従ってその感染対策もハイリスク集団にどれだけ集中的に取り組み、同時にその対策の負の副作用がどれだけローリスク集団には及ばないようにするかが最大の対策実施上の課題だった。しかし、良くも悪くも同質性が高く、高齢者比率も高い日本ではその様な明確な区別をした対策を行なう事が出来ず、負の影響が社会全体に波及したということだろう。例えて言うならば、抗がん剤で患部のピンポイント治療を行なうべきところが、周辺の広い健康な組織までボロボロにしたようなもの。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事