コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む杉浦草は、秋のある日、道端で「たすけて」と書かれたメモを拾う。
折しも紅雲町では女子中学生が行方不明中。
メモと関連づけ、誘拐・監禁を視野に警察も動き出すが、直後に少女は家出とわかる。
そして、無関係なメモの件は放置される。
腑に落ちないお草は周辺をあたり、独居の老女が自宅で倒れているのを発見、救助する。
ところが数日後、留守のはずの老女宅に人の気配を感じて――。
親の介護や「8050問題」に悩む人びとに、お草さんの甘いだけではなく厳しさも伴う言動は響くのか。
人気シリーズ第9弾!
井上靖さん『歴史というもの』は本日、中公さんから発売!司馬遼太郎さん・松本清張さんとの貴重な対談を中心に、歴史と小説をめぐる講演と随筆を収めています。吉永南央さん”紅雲町珈琲屋こよみ”シリーズ第9弾『月夜の羊』も本日、文春さんから発売。「小蔵屋」を営むお草に助けを求めている者とは?
— 恭文堂書店・入荷情報 (@Kyoubundo_new) October 7, 2021
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