永遠と復活 大川従道 (著) 幻冬舎 (2020/12/9)

「人間の罪は許されますか? 」「死はすべての終わりですか? 」

春馬さんの真剣な問いに、今こそ答えたい――

76歳の牧師と28歳の俳優、十字架の下で教え教わった、愛そして生きるということ。

2018年12月29日、三浦春馬さんは舞台『罪と罰』のために、日本で一番大きなプロテスタントの教会の牧師である大川従道氏のもとを訪れていました。

貧困に喘ぎ、罪を犯してしまうラスコーリニコフという主人公を演じるにあたって、聖書やキリスト教について質問をなげかけ、濃密な時間を過ごした二人。

クリスチャンでも暗唱が難しいヨハネの福音書11章も、既に春馬さんの頭にはすべて入っていたといいます。

今振り返ると不思議なことですが、その時春馬さんは、「罪と罰」の作品においてしばしばテーマとなる「悪人なら殺していいのか」というような質問はしませんでした。

それよりも聖書のいう「命」と「死」と「復活」という点が、役作りする上で彼の質問の中心でした。

このように「生と死」について真剣に語り合った大川牧師が、春馬さんとの出会いを経て、今こそ伝えたい「生きる」ということ。

一粒の麦のごとく、この悲しい別れが大きな実りになるように想いを込めた一冊です。

舞台『罪と罰』の詳しい様子や、二人の出会いのきっかけとなった春馬さんのボイストレーナーへの取材も行いました。

四年間に及ぶ指導の中で、春馬さんがどれだけ真摯な想いで作品に取り組んでいたのか、将来どんな俳優を目指して努力していたのかを語っていただきました。

「春馬さんの死はショックでした。しかし、大川先生がそれによってこのような死後界の真実を語る本を出版する決意をされたことは、尊いことと思います。多くの人が誤解していた死後界、またキリスト教会もきちんと語ってこなかった死後界を、この本が軌道修正してくれるように思います。」

「コンパクトでとてもよみやすいです。心に響く貴重な言葉に何度も出会いました。文章も平易ですっと心にはいってきます。アマゾンから到着して二回読みました。二回目は線を引きつつ。
正直、こんなに感動するのは久しぶり。こんなに真剣に生きている人たちがいるということに励まされます。
普通50年以上牧師をされてきたというベテラン牧師がこんなにも正直、誠実に自分の弱さ、過ちをさらけだせるものでしょうか。いろんな本を読んできましたが全く異色の本です。
命あるうちに自分が開かれた本当の聖書の救いを伝えなければならないと、たとえ既存の解釈と異なると関係者から非難、批判を受けてもいいと決死の覚悟で書いているところに真実味と気迫を感じさせます。
三浦さんのファンのためでも、金儲けのためでもない。困難な時代を生きる私達を応援するための本です。」

「真正面な本。春馬さんの真正面さもわかるし牧師さんも真正面だ。春馬さんも死を選ぶ直前に牧師さんを思い出してほしかった。電話してほしかった。再会は果たせなかった二人だけど この本の中で何か化学反応のようなものが起きている。悲しみの底にいる人に私達はどう言葉をかけていいかわからない。そして自分が苦しみの底にいる時、人の慰めの声は響かない。そんな時読み、そして手渡せる本。こんな本ができたのは春馬さんも牧師さんも誤魔化すことなく世界を真正面に見る人だからこそだろう。大きな困難にある人ほど気付きがある本だと思う。」


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