映画監督神代辰巳 神代辰巳 (著) 国書刊行会 (2019/10/27) 13,200円

オズ、クロサワ、オーシマ、そしてクマシロ―――

『四畳半襖の裏張り』『赫い髪の女』など数々の日活ロマンポルノの傑作、70年代日本映画ベスト作『青春の蹉跌』をのこした伝説の監督、神代辰巳の全貌!

今までの神代作品評論、インタビュー、対談などを集成、神代組スタッフ・キャストへの新規インタビューや書き下ろし評論、未映画化脚本も収録、B5判・704頁の巨大ボリュームでおくる初にして決定版、空前絶後のクマシロ大全!

*神代映画のミューズ宮下順子のほか、桃井かおり、酒井和歌子、荒井晴彦、長谷川和彦、根岸吉太郎、田中収(プロデューサー)、本調有香(スクリプター)各氏の最新インタビューを収録。

*今年惜しくも逝去したショーケンこと萩原健一の神代作品インタビュー・座談会を初めて集成した〈萩原健一トークコレクション〉収録。

*神代辰巳による未映画化脚本『みいら採り猟奇譚』(原作:河野多惠子)を初収録。

ブックデザイン=鈴木一誌+下田麻亜也

「神代辰巳という監督に衝撃を受け、数々の傑作に感動をもらい、数々の未映画化作品に想いを馳せ、笑い、泣き、理不尽に怒り、未だに作品に一喜一憂し、楽しんで、神代辰巳監督の世界を堪能している者としては金額の高さはお布施でしょう。素晴らしい本です。」

「素晴らしい編集、素晴らしい造本である。似たようなつくりのワイズ出版『増村保造』より、さらに見事である。1ページ1ページ味わうように読む。さながら最高の料理を食べ終わってしまうのを残念に思うような気持ちだ。」

「B5判サイズ、全700ページ余り、ちょっとした百貨辞典のような重厚感に活字がぎっしり。
デビュー作の「かぶりつき人生」から遺作「インモラル・淫らな関係」まで全35作について、作品解説に当時の評論や神代監督が自作を語る等が網羅されていて読み応えがあるが、もちろん、それだけではなく、多種多彩なスタッフ、キャストの座談会やエッセイといった神代作品についてのあらゆる貴重な文献が掘り起こされ採録されていたり、代表作「一条さゆり・濡れた欲情」を始めとするシナリオが収録されていたり、また、高崎俊夫らが聞き手となって、2019年・今の視点での長谷川和彦、荒井晴彦、田中収、根岸吉太郎、宮下順子、桃井かおり、奥田暎二、酒井和歌子らが神代作品についてたっぷりと語るロング・インタビューまでがついていて(これが滅法オモシロいのだ!)壮観極まりない。
映画のスチール写真に撮影風景、オフショット等写真も多数。しかも、神代が手掛けたTV映画やCMまでもが詳しく解説されて資料価値も満載だ。」


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