炎上は日本人最大の娯楽となった
自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……
数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。
序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。
〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。
これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか(中略)炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉
本日、ワシの新著『炎上するバカさせるバカ 負のネット言論史』の取材をしていただきました。会場はナイスな唐津の古民家カフェCALALIです。築140年の建物ですよ~ スイーツもあります。ビールもあるよ pic.twitter.com/QGXXtc9FkC
— 中川淳一郎 (@unkotaberuno) December 6, 2021
【編集担当からのおすすめ情報】
ネットニュース編集者として数々の炎上騒動を見てきた著者は、2020年にセミリタイアした今、日本人が炎上を娯楽として消費する一方、炎上の対象となった相手が社会的に抹殺されてしまう現実に警鐘を鳴らします。
炎上騒動の歴史を振り返れば、「なんでこの程度のことにあれほど批判が殺到したのか」と冷静になれるかもしれません。
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