がん治療に殺された人、放置して生きのびた人 近藤誠 (著) エクスナレッジ (2018/11/23)

2人に1人が、がんにかかる時代の必読書!

「早期発見・早期治療で、がんは治る病気になった」

そう言われ始めて数十年。

でも、本当にそうでしょうか。

元気な人が人間ドックなどで「がん」を見つけられ、治療をするとみるみるやせ細って、あっという間に逝ってしまう。

国をあげて早期発見に励んでいるのに、1981年から40年近く、がんは日本人の死因1位。

ちっとも治る病気になっていません。

本当にがんは治療していいのか。

それとも放置したままがいいのか。

その「答え」が本書にあります。

本書では、がんを「治療」した人、「放置」した人の、その後の経過をくわしく検証してあります。

治療のベルトコンベアに乗る前にぜひ読んでおいてください。

近藤誠(こんどう・まこと)
1948年生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業。76年、同医学部放射線科に入局。83年~2014年、同医学部講師。12年「乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を一般の人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により「第60回菊池寛賞」を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設し、5年間で8000組以上の相談に応えている。著書に、ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)、『患者よ、がんと闘うな』『がん放置療法のすすめ』(ともに文藝春秋)ほか多数。

「さまざまながんを「治療した人」「放置した人」の実例が多数、対比されていて、とてもわかりやすい。第6章の、食事、運動などの生活習慣のアドバイスも説得力があり、穏やかに長生きする指針になる。」

「本書はこれまでの近藤氏のがん治療に対する膨大なデータと論文解析のエッセンスから構成されている。当然そのエッセンスには学術的根拠が必要だ。その根拠に興味がある読者は近藤氏の多数のデータから総括した既著「抗がん剤はきかない、抗がん剤だけはやめなさい、抗がん剤の副作用がわかる本、抗がん剤のやめ方、始め方etc」に是非アクセスされたい。いわゆるがん標準治療が一皮むけばいかに医学的根拠薄弱なのが深く理解できるはずである。」

「妻の兄が、がんで入院中です。早速本を持って病院に行きました。兄は量子線治療を受けましたが、体調が良くならないので、再度入院です。病院の医師はがんの切除手術を勧めたようですが、義兄は体にメスを入れたくないので、断ったようです。現在でも義兄と医師の意見が合わないようです。本を読んで義兄も安心するでしょう。」


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