23年前の夏、失踪した親友は何を求め、何を失ったのか――
「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――
少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。
台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。
流木に不思議な印を残して……。
少年はどこに消えたのか?
印の意味は?
やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。
司法の信を問う傑作ミステリー。
日本推理作家協会賞候補作。
切ないストーリー。結末を知ると、見事な伏線が敷かれていたことに気付く。
読み終わってからシリーズものだと知った?ミスったー。でも、楽しめました!#読書好きな人と繋がりたい #読書 pic.twitter.com/6gJkAc3Cuk— のりたま子???♀?? (@4NDJKAxejAraPC0) August 19, 2021
「あの夏が一生続けばよかったのに…最後まで切なく、「あの時もし」を繰り返し唱えながら読み進めました。すべてが繋がった時、やりきれない思いで一杯に。本当にあってはならない冤罪。ある意味で犯罪以上にあってはならないと、今回、被疑者の立場で読み進めて感じました。日本の司法の実際の現場をもっと勉強したいです。
そして、この本は、現役で司法の場に立つ人たちに、読んでもらいたいです。」「残念ながら、作家を目指すのを諦めました。なれるはずがない 太田愛凄すぎる。妻と二人で、映画化されたときの配役を考えて楽しい時間を過ごしてます。」
「厚みといっても本の厚みではなくて、物語の濃さといいますか とても良かったです。読んだ満足感というものが有りました。ああ~そうだったのか、あれがここへ繋がってくるのだなぁと、ここまで構築されて書かれているのだと思うと、作家の実力というか才能に感心するばかりでした。内容の薄っぺらい、都合のいい時に都合のいい場面になったり、人物が都合よく登場してくるような小説ではありません。読み応えがありました。」
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