笑うマトリョーシカ 早見和真 (著) 文藝春秋 (2021/11/5) 1,870円

親しい人だけでなく、この国さえも操ろうとした、愚か者がいた。

四国・松山の名門高校に通う二人の青年の「友情と裏切り」の物語。

27歳の若さで代議士となった男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。

秘書となったもう一人の男は、彼を若き官房長官へと押し上げた。総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家。

「この男が、もしも誰かの操り人形だったら?」

最初のインタビューでそう感じた女性記者は、隠された過去に迫る。

『イノセント・デイズ』の衝撃を越える、そして、『店長がバカすぎて』とも全然違う、異色の不条理小説が誕生。

国際政治学者・三浦瑠麗氏、推薦!
「冷酷とは真に空っぽであることなのかもしれない。読了してそう思った。
政治のみならず人間の怖気だつような貌を描き出す小説。ルサンチマンのもたらす破壊力はかくもすさまじい」


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