村上さんはクラシック音楽をこんなに愛しているのかと驚きをもって迎えられた書物の第2弾。
よりマニアックになって帰ってきた。
音楽の好き嫌いには二種類あると僕は考えている。ひとつはあくまで流動的、即感的な好き嫌いであり、もうひとつは体癖に基づくぶれのない好き嫌いである。
『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』#二種類の好き嫌い pic.twitter.com/zNbu3TUpIb
— 村上春樹的羊男 (@sheepman_bot) December 15, 2022
「通して読み終えたところだが、前巻に比べると、’70年代、’80年代の演奏が少し増えている印象。私は、’72年からレコードを買い始めたので、’70年代以降のレコードは、新譜として認識しており「古い」レコードとは思えないので、若干違和感がある。ポリーニとかザビーネ・マイヤーのレコードが古いって、なじめないのだ。古いレコードというのは、個人的記憶ではハイフェッツとかルービンシュタインとか、ライナーとかミュンシュとかクレンペラーとかセルとか、シュワルツコップとかのレコードまでなのだ。
ともあれ、これまで前巻で紹介されていた演奏の音源を(486枚中100枚くらいはCDで持っていたのだが、持っていなかったものは)買ったり借りたりダウンロードしたり、いろんな方法で入手して楽しんだ。今回も、そうやって、古き良きレコードを買うのが楽しみだったあの時代を懐かしみつつ楽しみたい。第2弾に感謝。」
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