
斎帝国の李紅蘭は冷徹非道の極悪女帝で……
「その男の首をお刎ね」
大陸に君臨する大帝国・斎には絶世の美女がいた。
その名は李紅蘭。
いくつもの敵国を打ち倒し、内政においては邪魔者となった相手を容赦なく切り捨てる、極悪非道の女帝として畏れられていた。
その紅蘭も即位して二年ほどが経ち、そろそろ世継ぎの心配をされるようになった。
いっこうに誰とも結ばれる気がなさそうな紅蘭を案じて重臣たちが用意した婿がねは、属国・脩の第五王子、王龍淵。
この男、大国一の美貌を誇る人物だったが……。
「言っておくけど、私の夫になれる男はそういないわよ」
戦闘態勢万全で強気の構えの紅蘭の前に現れたのは、白い髪に白い肌、瞳だけが血のように赤い、神仙のごとく浮き世離れした……ただし、紅蘭付きの女官を片っ端からタラしまくる不遜かつ魔性の美男だった。
「俺が自分の意志であんたにひれ伏すことはない」
「私はね、弱い者には優しいのよ。いい子にしなさい」
斎帝国の李紅蘭は冷徹非道の極悪女帝で……
最強の女帝とささやかれる大帝国・斎の李紅蘭は、若く美しく苛烈で、邪魔者には容赦がないことで有名な極悪女帝。
その女帝がついに自らの後宮へ、隣国から婿を迎え入れることになり!? pic.twitter.com/RZ7TyTivVR— 小学館文庫 (@sgkbunko) November 4, 2022
獣と飼い主のような関係から始まった紅蘭と龍淵の関係は、なかなか夫婦という形にはおさまらない。
が、どこか不思議な信頼のようなものは生まれつつあり……?
ワケアリで反抗心旺盛な歳上の夫を掌で転がしつつ、国内外を容赦なく仕切る極悪女帝・紅蘭の明日はどっちだ!?
大人気の『蟲愛づる姫君』シリーズと同じ世界です。もちろんこの本だけでもとても楽しめます!
「とにかく紅蘭が強い。屈しない。恐れない。実は辛いこともあるんですが、自分が自分であることの前には「過去の秘密」や「運命」など紙のごときものとして、どんどん破って突き進む。この気持ち良さが第一の魅力。そして後宮の女官たちの現代的変態的悶絶の様子の可笑しさが第二の魅力。そして紅蘭の変わった愛の深さがすべての根底を盤石にしています。またまた楽しませていただけました。」
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