東京・池袋で男の刺殺体が発見された。
警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。
その約半年後、東京・新木場で爆殺傷事件が起きる。
やがて容疑者が浮上するが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その流れに違和感を抱く。
そしてまた、管理官となった本宮も違和感を覚えていた。
捜査の裏に、いったい何があったのか――。
高度化する情報社会における警察捜査を重厚に描いた警察小説。
第162回直木賞候補作、待望の文庫化。
読了。誉田哲也の「背中の蜘蛛」。現代捜査と犯罪。そこら中にある監視カメラとWi-Fiなどを見てると監視社会は現実になって来てるなと思う。久々の警察小説、面白かった。#読書 #読了 #小説 #本のある生活 #読書記録 #誉田哲也 #背中の蜘蛛 pic.twitter.com/mYBVcoH0mi
— タカ@読書垢 (@T4ka_Bookworm) October 19, 2022
「本作はバランスが取れていて、最後までストレスなく一気に読み通せます。」
「ごく普通の警察物ミステリーのような設えと淡々としたトーンで、読者をとてつもなく深くて広い「闇の世界」に引きずり込む書き手の筆力に舌を巻く。加えて、読後に残る虚無感と圧倒的な恐怖感は全く初めての経験で、知らずにテクノロジーに弄ばれる私達自身が哀れに思えてくる。NHK特集でやっていた「サイバー・ツイン』以上の怖さを感じた。」
「いいと思います。今すぐにでもこういうシステムを構築して欲しい。まあ、無理でしょうけど。反対する人多そうだしね。でも最低限、防犯カメラの数を今の1,000倍くらいに増やして欲しいな。」
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