ゆえに、警官は見護る 日明恩 (著) 双葉社 (2022/10/13) 968円

明け方の港区芝浦のマンション前で焼死体が発見された。

タイヤの中に立たせた人体を燃やすという残忍な手口は社会に衝撃を与える。

だが検視の結果、燃焼時には既に死亡していたことが判明する。

一方、新宿署留置管理課の武本は、深夜の歌舞伎町での喧嘩で逮捕、勾留された柏木という男の静かな佇まいが気になっていた。

そんな中、西新宿のビル前で同様の手口の殺人放火事件が発生。

武本は、新宿署の捜査本部に応援にきた警視庁刑事総務課刑事企画第一係の潮崎警視と再会する。

大人気警察シリーズ第4弾!

「難しい表現、漢字が出てきてそれも面白い。また、主人公の元刑事、そして警視。人間味溢れた描写に虜でした。」

「今回のテーマは東日本大震災の液状化被害。地震や津波や原発被害に比べると、二の次に捉えられる問題を取り上げた点が素晴らしく、勉強になりました。」

「真摯に仕事と向き合ってきた警察官のカンは侮れない。おそらくどんな業種でもそうなのだろう。ベテランが身につけた感覚は、時に大きな仕事をするものだ。それにしても、大災害がきっかけだけに「やりきれない」という思いは消えない。」


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