60年代のツーリングカー 羊の皮を被った狼たち 平山暉彦 (著) 三樹書房 (2022/5/26) 4,950円

1960年代、ツーリングカー・レースの魅力が華やかに開花した。

その主役となったのは、その多くが何の変哲もないスポーツサルーンであった。

ヨーロッパを中心としたこれらのスポーツサルーンは、単なるファミリーカーにとどまらず、ツーリングカー・レースのために様々な性能向上が施され、文字通り“羊の皮を被った狼”としてその性能や速さを競ったのである。

日本でも、1963年に催された第1 回日本グランプリを契機として、スカイライン2000GT-B、トヨタ1600GT、ベレット1600GTなど、量産車をベースにした高性能なスポーツモデルが開発された。

これらのスポーツモデルは多くのツーリングカー・レースに投入され、時にメーカーの威信をかけて、激しいレースを繰り広げ、日本におけるモータースポーツは隆盛を極めた。


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