私立探偵、姫崎智弘の元に、報酬一千万円という破格の依頼が舞い込んだ。
依頼主は情報工学の権威、北神伊織博士。なんと依頼日である今日、2018年6月1日は、すでに千回近くも巻き戻されているという。
原因を突き止めるため、姫崎を含めたメンバーは、巻き戻しを認識することができるという薬剤を口にする。再び6月1日が訪れた直後、博士が他殺死体で発見された……。
時空犯/潮谷験 #読了
1000回近く繰り返す6月1日と、ループ中に起きた殺人事件の謎を解き明かすミステリー。
タイムリープ系の小説は数多くあるけれど、本作はSF設定が入り混じるため、斬新でわくわくしました。 pic.twitter.com/TivmepHiMX— りこぴん??読書垢 (@lycopiii111n) April 5, 2022
「私自身が好物のタイムリープもの。主人公とヒロインの関係性もよく、最後まで気持ちよく読めた。ただオチが弱いというかすっきりしない感じだった。これくらいでいい余韻ともとれるのでむつかしいところ。読みやすい本だった。」
「改めて内容を振り返ってみるとその構成がいかに緻密なものかに驚かされています。」
「時間SF的な仕掛けとミステリの仕掛け、そして犯人を特定するロジックが組み合わさって、とても面白かった! 次作も買う。」
|