君に読ませたいミステリがあるんだ 東川篤哉 (著) 実業之日本社 (2020/7/10)

「推理」を愛するすべての人へ。

ミステリを書き、読むことの面白さが“過剰”に詰まったユーモアミステリの超快作、誕生!!

舞台は『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園。

高校に入学したばかりの僕は「第二文芸部」の部室に迷いこんでしまう。

学園一の美少女(自称)である部長・水崎アンナは、自作のミステリ短編集を強引に僕に読ませるのだが――。

桜舞い散る季節に起きた『音楽室の殺人』、ハンドボール部員が襲われる『狙われた送球部員』、女子更衣室が舞台の『消えた制服女子の謎』……

アンナがたくらむ大仕掛けを、僕は、そして君は見抜けるか!?

テンポの良い展開、冴え渡るユーモア、そして想像を超える大トリックに、一気読み必至!

「迷わず読めよ。読めばわかる!」(by水崎アンナ)

「楽しく読めました。相変わらずの東川作品でキャラが面白い。
第2文芸部の美人?部長が、新入生の僕に自ら書いたミステリーを読ませ、読んだ僕がそのミステリーの欠点をつっこんでいくスタイル。
5作続き、最後に全体の仕掛けが…。2度読み必見とまではいかないけど、わりとよく考えているなと思いましたよ。
で、この作品、今までの鯉ヶ窪学園とも繋がっていますよ、多分。鯉ヶ窪シリーズのファントムメナスかな?続編があればはっきりするでしょうね。
共通の高校生キャラが一人出てきます。出番ほとんどないけど。そのため、この年代がわかりますね。僕がなぜ最後の場面で逃げ出したのか?ある意味羨ましいような場面なのに。」

「東川篤哉さんの作品が、好きです。しかも、今回は、久々の鯉ヶ窪学園。なにより、今度は、設定が、面白い。まあ、めちゃくちゃ面白いまでは、いきませんが、面白い。このあたり、読者を、裏切りません。今、まだ、5つの話のうちの、2つまでしか、読んでいませんが、後を読むのが、楽しみです。ああ、それから、本についている帯を見ると、本格的推理物のように書いているように見えますが、そこは、恋ヶ窪学園物だし、やはり、東川篤哉さんの作品、少し、笑ってしまう、いい作品です。」

「文芸部に入部しようとしていたが、間違って第2文芸部室に入ってしまった僕。
新入部員を逃さないと踏ん張る水崎アンナ。
悠々たる水崎アンナと突っ込む主人公のコンビがよかったです。
最後のエピソードではさすがだなと思いました。
水崎アンナのミステリを読ませてよかったんです。」


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