天神さまの花いちもんめ 嗣人 (著) 産業編集センター (2024/6/13) 1,980円

岡崎琢磨さん(『珈琲店タレーランの事件簿』)激賞!

「どこかとぼけた神々の、人々に向ける眼差しが温かい。ずっと、こんな物語を読みたかった。」

私は天神さまこと、菅原道真。皆さまご存じのとおり、太宰府天満宮に祀られている学問の神さまである。

好きな食べ物は卵かけご飯。家電製品の扱いはちょっと苦手。

築五十年のオンボロ四畳半アパートで暮らしている。

この国には八百万の神々がいるが、私も含め皆、人間社会に紛れて生きている。

コンビニで立ち読みをしていたり、ラーメン屋の行列に並んでいたり、公園のベンチでぐったりと休んでいたり、参拝者の願いに耳を傾けていたり…。

本書は、そんな神さまたちの何気ない日常のお話。

装画:浮雲宇一

【目次】
春の章一 東風梅香
春の章二 桜花慈酒
夏の章一 暑気宝来
夏の章二 珈琲天林
秋の章一 天地神明
秋の章二 秋思御衣
冬の章一 惟賀神年
冬の章二 六花慰撫
四季の章 匂い起こせよ、梅の花

著者について
熊本県荒尾市出身、福岡県在住。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に所属。2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。妻と娘2人と暮らすサラリーマン。著作に『夜行堂奇譚』シリーズ(産業編集センター)、『四ツ山鬼談』(竹書房)など。

「面白いです!
基本的にほのぼのとした優しい世界感で実に日本的な神様達の思想が見えます…所々に散りばめられたダークな何かと共に……」

「面白い。
主人公の菅原道真が日本神話の神様たちと共に、現代の大宰府で過ごす日常をコミカルに描いています。
1話完結の短編シリーズになっており、神様同士のやりとりがくすっと笑えて楽しく、優しさがベースにあるので気持ちがほんわかします。

一方で最終章での、道真がどうして祟り神になったのかのエピソードだけはシリアスで、哀しく切ない感情に揺さぶられるため、読後しばらく切なさで気分がモヤモヤしてしまいました。
ふと、天神様を祀る地元の神社にお参りに行きたくなりました。」

「以前から嗣人さんの作品が大好きで、noteでしか読めなかった神様シリーズが待望の書籍化!もちろん速攻で予約購入しました。本当に心に沁みる1冊です。また筆者の別の作品で『夜行堂奇譚』シリーズも、心からお勧めします!是非、この本と併せて読んでみて下さい。絶対に損はないです!」

「表紙買いみたいなものですが、日常と非日常が混ざった優しいお話でした。私も神様に愛されてるのかなぁ、地元の神様にお参りしたくなって。
軽いお話だけでなく、最後は読み込ませるストーリーがあってとても引き込まれました。優しくて苦しくて、この本を読んで心動かされた感情は私の宝物です。この本を読んで良かった、次も楽しみにしてます。」


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