反日種族主義との闘争 李栄薫(著) 文藝春秋 (2020/9/17)

『反日種族主義』に寄せられた批判に徹底反論、事実をもって論破する!

日韓大ベストセラーの第2弾。

『反日種族主義』には、韓国内から強烈な抵抗と罵倒が寄せられた。

第2弾となる『反日種族主義との闘争』は、降り注いだ批判に誠意を持って答え、あらためて5つのテーマで韓国に根付いた「嘘」を実証的に明らかにする、刺激的な歴史書だ。

・慰安婦強制連行説に対する再批判――強制動員拡大解釈の問題点
・日本に行ったらみな強制動員なのか?
・韓国大法院の判事たちは恥を知らなければならない
・国際社会を説得できない独島(竹島)固有領土説
・日本の植民地“支配”ではなく、移植された“制度”が近代化をもたらした

私たちは批判に答える。そして反論する。

前著『反日種族主義』には韓国内から強烈な抵抗と罵倒が寄せられた。

降り注いだ批判に誠意を持って答え、あらためて韓国に根付いた「嘘」を実証する。40万部超のベストセラー第2弾。

李栄薫

ソウル大において韓国経済史研究で博士学位取得。韓神大、成均館大を経てソウル大経済学部教授に就任。定年退職後は、李承晩学堂の校長として活動している

「韓国人の多くが日帝による占領期間の負の側面ばかりに注目し、あるいは嘘を強弁し、さらにはオリンピックや旭日旗等で嫌がらせを繰り返す、その精神的背景に疑問を持っていました。日本では嘘をつくこと、一度解決したことを蒸し返すこと、敬意を欠くことは恥とされているからです。
前作に引き続き、李先生をはじめとする執筆者の皆様の勇気ある情報発信は、我々日本人に対するものではなく、韓国人に対するもので、決して日本の右翼の主張に共鳴しているようには読めません。
本著が一人でも多くの韓国人に気付きをもたらし、両国関係の破綻回避に寄与することを切に願います。
次作は韓国独立後の両国関係にも触れていただけたら幸いです。製鉄、自動車、造船、半導体など今日韓国を支える産業の多くがなぜ日本の得意分野と重複しているのか、韓国人はその経緯を忘れてしまったのでしょうか。」

「新たに加わった車ミョンス氏の論考を紹介する。
車氏はまず、日帝時代に朝鮮の1人当たりの生産増加率が年2.3%だったことを挙げ、これは高度成長と評価しても良いが、これだけでは最下位所得階層の生活水準が良くなったとは限らないので、下位の階層の生活水準が向上したかを把握することが重要だと述べている。それで、行き倒れて死亡した人たちの身長を調べたところ、日帝時代の29年間で2.2センチ伸びていたことが分かった。また別の資料から、体重も増加していたことが分かった。」

「批判派は、最下位所得階層である非熟練労働者の実質賃金は上がっていないと主張するが、車氏は、衛生施設の改善や近代医学の導入によって、病気になることが少なくなったことにより、身長・体重が増えたと述べている。また平均寿命が延びたことにより、生涯所得が増加したと言えるのである。
更に初等教育が拡充されていくにつれ、読み書きができる人の比率が高くなり、熟練労働者の割合は増加し、全労働者階層の生活水準は改善していたと評価している。
朝鮮王朝時代の最後の2世紀(18~19世紀)には、実質賃金が下落し、身長も縮み、死亡率も高くなっており、日帝時代に起きた変化は対照的だと述べている。」


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