
200年の間、固く閉ざされていた扉。
それはフェノロサと岡倉天心の手によって開かれた――
飛鳥時代に聖徳太子の姿を模して造られたと言われる、
法隆寺夢殿・救世観音像。
その厨子は鎌倉時代以降、固く閉ざされ、
扉を開けば直ちに仏罰が下ると信じられていた。
「金のために秘仏を見せるというのか」
「支援がなければ、法隆寺はもう保てません」
国内では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、
しかし、欧米では東洋美術が評価され始めている。
近代化と伝統の狭間で揺れる明治時代に、
秘仏開帳に関わったものたち、それぞれの思いとは。
直木賞作家が描き出す歴史群像劇の傑作。
オフィスアルパカ通信(1641)????????????
『秘仏の扉』永井紗耶子(文藝春秋)は救世観音をめぐる物語。千年の眠りを覚まされた秘仏。禁断の扉を開いた当事者の想いが鮮やかに再現される。国境と常識を乗り越えて新時代を切り開いた男たちの矜持。深い闇から見えた閃光があまりにも眩しい! pic.twitter.com/vqNPI0EX2Y— アルパカ内田 (@office_alpaka) January 17, 2025
「タイトルに魅せられて、速攻購入しました。法隆寺夢殿の秘仏、救世観音の開帳に関わった6人のそれぞれの思い、人間模様が一章ごとに重ねられています。(フェノロサ、岡倉天心、写真家の小川一真、文部省にいた九鬼隆一、法隆寺の当時の総代千早定朝、明治5年最初に「壬申調査」で秘仏を開けた町田久成)のそれぞれの思いが一章ごとに重ねられています。この人たちの後の時代にも法隆寺は、壁画焼失などの苦難を乗り越えて、世界遺産の今があり、私たちは、望めば救世観音を拝観できる時期があります。この先千年も守り継がれますように。」
「明治時代に法隆寺夢殿の秘宝・救世観音像を収めた扉が、政府の方針で開かれた。その現場に立ち会ったフェノロサや岡倉天心など、それぞれのその後を描く。とても面白く読めたのは、主役が救世観音像だからかな?」
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