性と宗教 島田裕巳 (著) 講談社 (2022/1/19) 968円 性(セックス)と宗教

・性をめぐる宗教界のスキャンダルとは
・なぜ浄土真宗だけが僧侶の結婚を許されていたのか
・親鸞は本当に「愛欲の海」に沈んだのか
・カトリック教会が頑なに独身制を維持する理由とは
・イエスに邪な気持ちはあったのか
・なぜイスラム教は性を禁忌としないのか
・罪となる性行為の中身とは
・密教にも存在する性の思想とは

キリスト教・仏教・イスラム教……

人間の性の欲望と戒律をめぐるすべての謎を解き明かし、宗教の本質に迫る!

著者について
島田 裕巳
1953年東京生まれ。宗教学者、文筆家。76年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。84年同博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、東京女子大学非常勤講師。著書に『ほんとうの親鸞』『「日本人の神」入門』(以上、講談社現代新書)、『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』(以上、新潮新書)、『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『葬式は、要らない』 (以上、幻冬舎新書))、『宗教消滅』(SB新書)、『0葬』(集英社)、『戦後日本の宗教史』(筑摩書房)などがある。

「本書がざっくりわかる世界の宗教と性、または性と宗教よもやま話なのか、全体として特定の主張を持つ本なのか判断が難しい。」

「宗教では性(セックス)をどのように位置づけているのかを知りたくて本書をダウンロードしました。当たり前ですが人はセックスから逃れることはできません。ある宗教ではセックスを煩悩、別の宗派では悟りとして都合のいいようにとらえているようです。本書は世界の主な宗教について概説し、そこに著者が知っているセックスに関する逸話を挿入したような構成になっています。オウム真理教の話も出てきます。折口信夫が男」

「全編を通して、部分的な情報をもとに筆者の想像で宗教における性が語られる。一面的な切り取りの印象が拭えず、説得力があまり感じられない。
示される参考文献も、紀要論文やちくま学芸文庫、講談社学術文庫などが多く、研究者が本腰入れて書いた本という印象は受けなかった。
興味深いテーマに惹かれて買ったが少し残念。」


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