裏道を行け ディストピア世界をHACKする 橘玲(著) 講談社 (2021/12/15) 1,034円

ふつうに生きていたら転落する。

知識社会化が進み、人生の難易度がますます上がっていくーー。

残酷な「無理ゲー社会」を攻略するためのたった一つの生存戦略とは?

才能のある者は人生を攻略(HACK)し、才能のない者はシステムに搾取(HACK)される。

常識やルールの「裏道を行け」!

【本書の目次】

PART1 恋愛をHACKせよ
ーー「モテ格差」という残酷な現実

PART2 金融市場をHACKせよ
ーー効率よく大金持ちになる「究極の方法」

PART3 脳をHACKせよ
ーーあなたも簡単に「依存症」になる

PART4 自分をHACKせよ
ーーテクノロジーが実現する「至高の自己啓発」

PART5 世界をHACKせよ
ーーどうしたら「残酷な現実」を生き抜けるか?

【本書の内容】

・「女性嫌悪」に走るモテない男たち
・ナンパ師が手にし損ねた「ほんとうの愛」
・道徳的な「モテ戦略」とは
・「寝てるだけでお金を貯めた」天才の極意
・ブラックジャック必勝法は存在する
・ノーベル経済学賞の先を行け
・ギャンブルは「向精神薬」
・大学生の50%が「ネット中毒」
・「ちがう自分」という強迫観念
・「自己実現した主体」が幸福をもたらす
・トランスヒューマニズムと「優生学2.0」
・「寝そべり族」はなぜ生まれたか
・自己啓発としての「ミニマリズム」
・「ストア哲学」は究極のメンタル術 ……ほか

橘 玲
2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。

「前作『無理ゲー社会』で生まれながらの格差を指摘した著者が、その格差を乗り越える(ハックする)方法を説いた本です。著者の言うハックとは「革新的でカッコよく、高度なテクニックを駆使した妙技」のことで、ハッカーとは常識やルールを無視して「普通の奴らの上を行く」者たちのこと。「ハックの大衆化」という大きなトレンドが世界で進行しており、その実例を紹介しています。」

「裏道を行け、橘玲さんの新刊を読みました。今まで橘玲さんの本は全部読んできました。今回も多くの貴重な知見があり勉強になりました。橘玲さんでなければこれだけ膨大な資料、本などからしかも外国語を読んで、しかもそれをわかりやすい日本語で解説、解釈をいれて説明できる人は他にいないと思います。少なくとも私のような凡人にこのような本は1000年かかっても書けません。いつも、橘玲さんの本は、【今世界はどうなっているのか、では我々はどうすればいいのか】という視点で経済合理的に生きる参考にさせていただいております。若い方に特に読んでもらいたいです。そして人生の最適化を実現してください。」

「リベラル化で実現した誰もが自分らしく生きる世界。それはロングテールの世界。普通に生きていては転落するディストピア=無理ゲー社会。
現代社会の各所で見られるハックを、恋愛:ナンパ師による女脳ハック、金融市場:投資の神達の金融ハック、脳:作られた依存症/報酬系のハック、自分:バイオハックとテクノロジーの行末、と概観。
最終章で残酷な現実を生き抜く処方箋:「常識やルールを無視して、ふつうの奴らの上を行く。HACKすることで裏街道(近道)を行くのだ。」ミニマリズム、FIREと評判をキーワードに読み解きます。
面白いです。」


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