
精神科医の六麦克彦は、医局から派遣された要鹿之原少年院に勤務して5年になる。
彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちの姿だった──。
累計100万部を超えたベストセラー新書の世界を著者自ら小説化、物語でしか伝えられない不都合な真実を描きだす。
「”盗人にも三分の理”…という言葉はふさわしいのでしょうか?支援する側の
心理的な抵抗も含めて、加害者臨床のむずかしさを感じますが、それぞれの
出来事には”そうなってしまった背景がある”ということ、これに触れていく
ことが再発を防止することを繰り返し教えてくれます。
矯正プログラム(も必要ではありますが)よりも、被害者のその後について
の経験談が内省を促すというところはとても印象的です。」
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