世界で一番美しい、究極の遠距離恋愛を描く
『桜の花びら集めてみませんか?』
大学四年生の春、就職試験に全滅した日向(ひなた)は、友人から不思議なアルバイトを紹介される。
怪しいと思いつつも、彼はそこで出逢った依頼主・雫(しずく)に一目惚れをする。
彼女がくれた「ありがとう」という言葉は、希望をなくしていた日向の心を鮮やかな色に染めた。
自分も誰かに「ありがとう」と言われる仕事がしたい。
彼女に振り向いてもらいたい。その思いを胸に、日向は新たな一歩を踏み出した。
しかし雫には、大きな大きな秘密があった……。
「本当のわたしを知ったら、きっと好きじゃいられないよ。わたしね、一年でたった七日間しか起きていられないの」
雫は一年のほとんどを眠り続けるという不思議な体質の持ち主だったのだ。
彼女に逢えるのは夏のほんの一週間だけ。その事実に動揺を隠せない日向。
夢の中じゃメールも電話もできない。
逢いたくても逢えない。
声だって聞くこともできないんだ。
そんな女の子と恋なんて絶対にできっこない。
この恋は、夢と現実の遠距離恋愛なんだ……。
どんな国よりずっと遠くて、どんな時差よりずっと永い、究極の遠距離恋愛の物語――。
文芸書 新刊です!小学館より宇山佳佑さんの「ひまわりは恋の形」が入荷しました!世界一きれいで世界一遠い、遠距離恋愛の物語。今回の作品も、涙が止まりません!#小学館 #宇山佳佑 #ひまわりは恋の形 pic.twitter.com/6fc3WTbmk2
— 戸田書店長岡店 (@toda_nagaoka) March 14, 2022
宇山佳佑さんは現代の恋愛小説家のなかでも、今、次作が最も待ち遠しい作家さんの一人ではないでしょうか。
今回の原稿を拝読して、あまりに素敵な恋愛小説で鳥肌が立ちました。
控えめに言っても、宇山さんの最高傑作かと思います。
登場人物の想いがこもった物語が幾層にも重なって、胸に迫ってきます。
ページをめくる手が止まらず、心からワクワクしました。
それぞれのシーンが鮮やかで映像が目に浮かんできました。
切ないけれど、悲しくない。泣けるんだけれど、読後爽快。読むだけで心がキレイになる、そんな素敵な恋物語。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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