瀬戸内寂聴さんがこの世を去る前に語ったメッセージをお届けする最後の一冊
今を生きるすべての人へ――
寂聴先生が最期に残したかったメッセージとは
- 見返りを求めないのが本当の愛情です。「渇愛」ではなく、「慈悲」の心で
- 若き日に薔薇を摘め。トゲで傷ついてもすぐに治ります
- 人間の「我欲」には限りがない。それは苦しみを生み出す原因にもなります
- 自分を責めて落ち込んでいる人には、ほめて自信を取り戻させる
- 他人と比べたり、過去を悔いたりしても、人は幸福にはなれません
- 「私なんか」と自分を否定せずに、「私こそは」と思って生きなさい
- 好きなことが、その人の才能です。何歳になろうが好きなことは見つかります
- いい波が来たら見逃さずに乗りなさい。都合が悪いことは忘れても構いません
- この世に変わらないものなどない。苦しみや悲しみもいつかは変化する
- 「あの世」があるかどうかわからないが、あると思ったほうが楽しい
■目次
親愛なる先生へ
第一章 愛は見返りを求めません
第二章 周りの人の幸せを考えなさい
第三章 思うがままに生きなさい
第四章 この世はありがたいことばかり
第五章 ものごとは必ず変わります
第六章 やりたいことは貫きなさい
まなほのこと――瀬戸内寂聴
寂聴先生のこと――瀬尾まなほ
【新書新刊】瀬戸内寂聴さんがお亡くなりになる前に語ったメッセージをつづった『今を生きるあなたへ』(聞き手 瀬尾まなほさん)#SB新書 が、本日より当店で先行販売しております。E04、E25-12他にて展開中です。y.o pic.twitter.com/uRAEn3Yxhj
— 紀伊國屋書店 梅田本店 (@KinoUmeda) December 14, 2021
著者について
瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
小説家、僧侶(天台宗権大僧正)。1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。21歳で結婚し、一女をもうける。京都の出版社勤務を経て、少女小説などを執筆。57年に「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞、本格的に作家生活に入る。73年に得度し「晴美」から「寂聴」に改名、京都・嵯峨野に「曼陀羅山 寂庵」を開く。女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、泉鏡花文学賞など受賞多数。2006年、文化勲章受章。著書に『夏の終り』『美は乱調にあり』『花に問え』『場所』『風景』『いのち』『源氏物語』(現代語訳)など多数。2021年11月9日に逝去、享年99
瀬尾まなほ(せお・まなほ)
瀬戸内寂聴秘書。1988年、兵庫県生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業。卒業と同時に瀬庵に就職。3年目の2013年3月、長年勤めていたスタッフたちが退職し、66歳年の離れた瀬戸内寂聴の秘書になる。著書に『おちゃめに100歳!寂聴さん』『寂聴先生、ありがとう。 秘書の私が先生のそばで学んだこと、感じたこと』。困難を抱かえた若い女性や少女たちを支援する「若草プロジェクト」の理事も務めている
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