明治時代のニッポンにも、感染症との終わりなき闘いに挑んだ二人の男がいた。
コロナ禍で、「感染症学」に注目が集まるなかで、医師である著者が、北里柴三郎と、軍医・森鷗外のライバル物語を描く。
ドイツ留学を経て、ペスト菌を発見し、「日本の細菌学の父」の異名を持つ北里。
一方の鷗外は、同時期にドイツで学び、帰国後、陸軍で最高位である軍医総監にまで上り詰めた。
二人は、互いへのライバル心を燃やしながら、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標へと突き進んでいた。
その二人がなぜ道を違え、対立したのか。
誰も描かなった、北里と鷗外の相克の物語が誕生した。
海堂尊さんの新刊『#奏鳴曲 北里と鷗外』の見本が出来上がりました。2月21日の発売です。装画は #チカツタケオ さん。表一は人物、表四には静物と、チカツさんの絵を存分に堪能できます。医師である海堂さんによる、明治期の日本で感染症と闘った二人の物語をぜひ! #海堂尊 #北里柴三郎 #森鷗外 pic.twitter.com/yO4StqGIjy
— 文藝春秋 文藝出版局 (@BunshunBungei) February 9, 2022
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