奏鳴曲 北里と鷗外 海堂尊(著) 文藝春秋 (2022/2/21) 2,200円

明治時代のニッポンにも、感染症との終わりなき闘いに挑んだ二人の男がいた。

コロナ禍で、「感染症学」に注目が集まるなかで、医師である著者が、北里柴三郎と、軍医・森鷗外のライバル物語を描く。

ドイツ留学を経て、ペスト菌を発見し、「日本の細菌学の父」の異名を持つ北里。

一方の鷗外は、同時期にドイツで学び、帰国後、陸軍で最高位である軍医総監にまで上り詰めた。

二人は、互いへのライバル心を燃やしながら、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標へと突き進んでいた。

その二人がなぜ道を違え、対立したのか。

誰も描かなった、北里と鷗外の相克の物語が誕生した。


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