犬の問題行動の教科書 奥田順之 (著) 緑書房 (2022/8/20) 1,980円

“動物の精神科医”に学ぶ犬と人の絆の科学

問題行動は、犬だけの問題なの?

問題行動はすべて、人(飼い主さん)と犬の関わりから起こる行動です。

良い行動も悪い行動も、問題行動も問題ではない行動も、すべて飼い主さんと犬の相互作用によって生み出されます。

問題行動は犬の問題ではなく、「飼い主さんと愛犬の関係の中の問題」なのです。

本書では、日本に13人(2022年6月現在)しかいない獣医行動診療科認定医である著者が、科学的なエビデンスに基づいて、飼い主さんと愛犬の関係づくりや問題行動の解決・予防について徹底解説します。

愛犬との関係に悩んでいる、もっと良い関係を築きたいという飼い主さん必携の一冊です。

【本書のポイント】
問題行動に悩むすべての飼い主さんのバイブル

愛犬の問題行動(吠え、咬み、留守番ができないなど)に悩むすべての飼い主さんに読んでいただきたい一冊。

犬の行動心理はもちろん、しつけや散歩の必要性、愛犬との関係づくりまで、問題行動に関するトピックを網羅。

やさしい語り口で、読みやすくわかりやすい
やさしく丁寧な語り口で、ユーモアを交えてわかりやすく解説します。

信頼性の高い、エビデンスに基づく情報
感情論や経験則、巷での“常識”ではなく、動物行動学および臨床行動学に精通した著者による、エビデンスに基づいた確かな情報を掲載しています。

【目次】
第1章 犬と人との信頼関係づくり
問題行動は“誰の問題”なのか?
しつけの目的とは?
「しつけ」と「トレーニング」は違うもの?
わがままの半分は飼い主でできている
「飼い主は犬のリーダー」理論は正しいか?
支配ではなく信頼で良い関係を築く

第2章 犬を幸せにするための動物福祉という考え方
犬の幸せを考えるという飼い主の責任
動物福祉の5つの自由
ストレスと動物福祉
社会化≒ストレス耐性教育
犬の社会的スキルの開発は恐怖症の克服を助ける
家庭の犬の環境エンリッチメント
豊かな空間は脳を大きくする
犬の幸せとは

第3章 問題行動はなぜ起こるのか?
問題行動は犬たちからのメッセージ
その問題行動の目的は何か?
ティンバーゲンの4つの問い
問題行動の原因を分析する具体的方法
飼い主の態度が問題行動に影響を与える?
問題行動は絆を深めるチャンス

第4章 問題行動の予防
問題行動には対処ではなく予防が第一
生活環境とルールづくりの基本
犬の欲求を満たす
無理やり○○しない
飼い主が学ぶことが何よりの予防

第5章 問題行動の診断・治療
問題行動の「診断・治療」とは?
預かりによる行動治療の必要性
行動診療科での診断の進め方
問題行動の治療
必ず治す方法はある

第6章 問題行動・相談事例
症例1 野犬の子犬・恐怖症への対応
症例2 リードがつけられない! 咬み犬との付き合い方
症例3 しっぽを咬みちぎった柴犬

「とてもわかりやすく書かれています。躓いた時、いつでも開ける。」


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