瀬戸内寂聴の「喝! 」 加藤ヒロコ (著) きずな出版 (2022/1/28) 1,430円

寂庵こぼれ咲き便り

緊急出版決定! !

超大作・『源氏物語』執筆の裏側、病と闘った晩年、恋愛について、被災地への慰問…30年以上ともに歩いてきた著者だから知りえた、寂聴先生のエピソードが満載。

笑いあり涙ありのライトエッセイが誕生。

「人は自由に生きる権利と幸せになる権利があります」
「恨んだら、自分に毒が回って、器量が悪くなるわよ」
「うちは宗教では稼がない」

… 寂聴先生の金言がここに!

【目次】
第一章 寂聴先生、最期のときまで
第二章 寂聴先生との出会いと寂庵の八十年代
第三章 寂聴先生の気迫とパワーと、優しいお心
第四章 寂聴先生の「源氏物語」への意気込みと愛着
終章 寂庵を去る日

著者について
加藤ヒロコ
寂聴先生が60代から90代に入るまで、寂庵のスタッフとして働き、寂聴先生も編集に携わっていた定期刊行誌『寂庵だより』の編集長も務めた。大学受験に失敗し浪人した後、母親の勧めで保育専門の短大に入学。卒業後、就職にも失敗。家に引きこもり、現実逃避して読書に没頭する中、瀬戸内寂聴の本に出会う。流行作家という地位も、豊かな生活も捨て、あえて厳しい茨の道に、自ら突き進む、一本気で情熱的な熱い生き方にしびれた。寂聴先生と同じ作家の道を歩みたいと願う娘に、その道をあきらめさせるため、母親は当の作家に直談判を企てる。両親は共に、寂聴先生と同郷の徳島県出身だった。
「寂聴さんが生まれ育った瀬戸内神仏具は、こんまいときからよう知っとる。地元の者は葬式のとき、みんな、瀬戸内神仏具で世話になった。県民は成功した寂聴さんを誇らしいに思うてるのに、偉いになったら、うちらを見捨てるとは思えへん、連絡先を教えてつかわさいって粘りに粘った」という母の行動力のおかげで、23歳の5月、寂庵を訪ね、寂聴先生に出会う機会をいただく。母のもともとの目論見ははずれ、その日より、寂庵に住み込むこととなった。第2回フェミナ賞受賞。

「本書は、30年以上瀬戸内寂聴さんのそばにいた方が書いたものです。
著者が間近で見てこられた寂聴さんのお姿は、我々が持っているイメージよりもとても穏やかで、人間臭い人だということが伝わってきました。
ところどころにある、寂聴さんのお言葉は重く、人生を考えるきっかけになりました。」


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