自閉症の画家が世界に羽ばたくまで 石村和徳 (著), 石村有希子 (著), 石村嘉成 (著) 扶桑社 (2021/8/4) 1,760円

重度の自閉症だった息子が、フランスの美術展で受賞し、画家として活躍。

その陰には、40歳でがんで他界した妻の献身的な「療育」があった。

亡き妻の遺志を継いだ父親の子育てが花開いた感動の物語。

NHK「おはよう日本」(5月2日放送)特集で話題に!

フランスの美術展(新エコールドパリ浮世・絵展)で版画作品が優秀賞に輝いたのを機に、 各地で個展を開くたびに入場者数記録を塗り替えている、愛媛県在住の画家・石村嘉成氏。

生後2歳で自閉症と診断され、暴れる、泣きわめく、発語がないなど、手の付けられない 嘉成氏をどうやれば社会に送り出せるか、と苦悩した両親による必死の子育てが始まる。

小学校では普通学級に通わせる代わりに、毎日教室で授業に付き添うなど、すべてを息子の 「療育」に捧げた母親・有希子さんは、嘉成氏が11歳のとき、がん闘病の末に他界――。

遺された夫の和徳氏は、妻の想いを継ぐべくシングルファーザーとして息子の療育に励み、 中学高校と普通学級に通わせ、高校3年間は無遅刻無欠席、父子一緒に自転車で登下校した。

高校3年の絵画の授業で版画にめざめた嘉成氏は、創作意欲を発揮して、大好きな動物や 生きものたちの姿を次々と作品に仕上げていく。母親が遺してくれた動物のビデオや絵本が、 今でも嘉成氏の創作のモチベーションになっているのだ。

一見、順風満帆にもみえる嘉成氏の成長だが、暴れる息子を前に「我が子を暴君にしない。 親が子どもの奴隷にならない」という、壮絶な覚悟の「療育」が今でも続いている。

本書は、40歳で他界した妻・有希子さんが遺した胸を打つ日記も多数掲載。

「この記録を 社会のために役立てて」と妻が言っている気がする、と語る和徳氏。

夫婦の25年にわたる 苦闘の記録は、子育てに悩める人々に様々なヒントを与え、希望の書となることだろう。

「以前、テレビで石村嘉成さんの事を知り、
彼の事を知りたいと思っていたところに本が出版され、即購入致しました。幼少期から今までの道のりを知り涙しました。と同時に自身も希望や夢を持てました。自身の娘は自閉症(重度、知的)ですが2歳から療育を受けスモールステップではありますが成長しています。それはメンタル体力的にも定型発達のお子さんの子育ての何十倍も大変ですが、石村夫妻の「小さな喜び」にとても同感しました。改めて幼少期の療育の大切さをとても感じており、諦めない気持ち、子供を信じる気持ち、愛を持って心を育てる事、関わる事で(定型発達のお子さんも同じ)成長が違ってくると思いました。私達はまだ得意探しの旅の途中ですが、こちらの本は旅のお供となりました。」

「石村ご夫妻と嘉成さんの歩みについて拝読しました。これほどにまで自分の子どもに向き合い、寄り添う親御さんは稀だと思います。石村和徳さんを知る人間として、何事にも真剣、全力、相手のことを考えて大切にする態度を貫く方です。まさにこの親にしてこの子あり!なのではないでしょうか。一人でも多くの方に読んで頂きたい一冊です!!!」

「自分の子どもとあまりかわらない年齢の息子さんの成長を支えるご両親の愛情に深く敬意を表します。
子どもの未来を変えるのは、親の無償の愛だと感じる内容でした。」


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