
日本には縄文の昔から「呪術」が存在していた。
「古事記」「日本書紀」にも描かれ、平安時代以降は陰陽師や修験道の世界で様々な呪術が生み出されてきた。
その闇の系譜は現代の日本にも存在する。大ヒット漫画『呪術廻戦』に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察する。
『呪術廻戦』をより深く知るための一冊である。
はじめに 『呪術廻戦』に描かれた呪いのルーツを探る
娘が部屋にやってきて、
「加門七海さんって好きだったよねぇ」
っと(笑
「あるよ」っというと固まった(わはは
「呪術の日本史」
ネットで見て、読んでみたい、
加門七海…どこかで聞いた名前だ・・・
あっ!っと気付き、半額出すから~っと、
相談しに来たらしい(かわいい— 月夜野うさぎ (@lovelyrabii) April 15, 2021
第1章 呪いの国・日本の歴史
なぜ日本は「呪いの国」なのか
日本の呪術の歴史
縄文時代 文字より先に生まれた日本の呪術
弥生時代 呪術による統治のはじまり
古墳時代前期 神話に記された呪いの原点
古墳時代後期 呪術の国家機関の誕生
ほか第2章 『呪術廻戦』にみる日本の呪法
日本で生まれた5つの呪術系統
陰陽道系 伏黒恵の十種影法術にみる「式神」
神道・道教系 釘崎野薔薇の芻霊呪法にみる「厭魅」
密教系 五条悟の術式にみる「虚空蔵求聞持法」
道教系 家入硝子の反転術式にみる「呪禁」
神道系 狗巻棘の呪言にみる「言霊」
ほか第3章 古典に記録された呪術師たち
なぜ日本に多くの呪術師が誕生したのか
飛鳥時代 流罪となった賀茂家のエリート・役小角と加茂憲倫
奈良時代 叛逆を画策した邪術使い・橘奈良麻呂と夏油傑
平安時代 密教系呪術の第一人者・空海と五条悟
平安時代 岩を動かした浄蔵と七海建人
平安時代 五条悟・乙骨憂太の先祖 菅原道真
平安時代 式神を操る最強陰陽師・安倍晴明と伏黒恵
ほか第4章 新考察『呪術廻戦』の謎
『呪術廻戦』に描かれた呪いの正体
なぜ五条悟と両面宿儺は最強なのか
なぜ虎杖悠仁は「存在しない記憶」をつくれるのか
両面宿儺とは何者なのか
両面宿儺が伏黒恵を助ける理由
不死の術式を持つ天元とは何者なのか
なぜ狗巻棘の語彙は「おにぎりの具」なのか
ほか第5章 呪霊からわかる日本の信仰
恵みと災いをもたらす八百万の神
呪霊にみる自然界の神々
漏瑚にみる山岳信仰
花御にみる巨木信仰
陀艮にみる海神信仰
呪具にみる神剣の信仰
ほか
「『鬼滅の日本史』と同じ宝島社から発売された『呪術廻戦』の考察本です。
呪術について多くの著作がある加門七海さんが監修しています。『呪術廻戦』に登場するキャラクターやストーリーについて、実際に日本の歴史上で存在した呪術師や古典に記されたエピソードとの類似性や関連性を紹介しています。
特に第2章では、『呪術廻戦』に出てきた20の術式に対して、実際に存在した呪術を当てはめているところに執念を感じる。興味深かったのは、五条悟の領域展開・無量空処と空海の虚空蔵求聞持法との関連性と、冥冥の黒鳥操術と熊野牛王符。エピソードとリンクしながら解説され説得力があった。ちょっと笑ってしまったのは、第4章の「なぜ狗巻棘の語彙はおにぎりの具なのか」の考察。芥見下々先生がツナマヨと叫ぶキャラクターがあったら面白いという理由から生まれた設定と紹介しながらも、独自に「おにぎりの具」である理由を考察している。
おにぎりは「おむすび」とも呼ばれ、神道では万物を生み出す霊力である「むすひ」の力の象徴的な食べ物であることから、棘の言霊の霊力を抑えるために最適な語彙と解説。さらに「おにぎりの具」に梅がない理由は、梅が三大怨霊の菅原道真を象徴する食べ物であることから「忌み言葉」となっているという考察はなるほどと思った。他の考察本にはない独自の考察がなされており読み応えがあった。」
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