どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2 宮口幸治(著) 新潮社 (2021/4/19)

「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。

彼らはサボっているわけではない。頑張れないがゆえに、切実に支援を必要としているのだ。

大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。

「”抵抗に巻き込まれ、転がりながら進む”…引用されている動機づけ面接のこの言葉が、対応の仕方のすべてを語ってくれているのではないでしょうか。 「頑張れる」を支える3つの基本にある、1)安心の土台、2)伴走車、3)チャレンジできる環境、はもとより、140頁以降にある指針、安易なリフレームは役に立たないというところは、カウンセリング全般に通じることだと思います。 襟を正し直して、クライエントさんと向き合おうと思います。」

「本書は、いろんな理由で頑張れない人、怠けてしまう人をサポートするための ほんの入り口を紹介しただけで、後はケースバイケースで各症例に応じて、種々の手法を駆使し、 信頼感を得て、指導、助言、伴奏していかなくてはいけないのでしょうね。」

「人は必ず年をとる。できないことが増え、支援される側になる。支援する側の視点と支援される側の視点の両方の視点を考えるきっかけとなった。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事