サラダ記念日 俵万智 (著) 河出書房新社 (1989/1/1) 528円

時代を超えて愛される、今村翔吾先生が選ぶ『百刷本』第1位!!

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

生きることがうたうこと…うたうことが生きること―なんてことない24歳が生み出した感じやすくひたむきな言葉。

31文字を魔法の杖にかえ、コピーライターを青ざめさせた処女歌集。

現代歌人協会賞受賞。

「サラダ記念日がはやったのは、私が高校生の頃。少し大人の俵万智さんの歌は、まだ缶チューハイすら飲んだことのない高校生の私には、あまり理解出来ませんでした。そして時は流れ、30年近く経過し、ふと気になって、買ってみたところ、本当に共感出来ました。妻も子供もいるサラリーマンの私ですが、今さらではあるのですが、本当に新鮮で、感動出来ました。今になって、何度も読み返す日々です。」

「短歌は好きですが、多くの歌人の作る短歌が嫌いな私でも、とても落ち着いて読めるのが俵万智さんの歌です。多分に漏れず、私も文語だ口語だ、ルールがどうだ、私性がどうだという、形式ばかりの結社や歌人の世界に嫌気がさしていた中で、思いがけず手に取ったこの一冊にモヤモヤを洗われました。」

「現代歌は、川柳かと思うようなものが多く、願い下げです。俵万智さんの歌は、非常に好きです。問題は、後に続く人がいないことでしょう。美しく、内容も感動させるような歌を31文字で表現するのには、ものすごい能力が必要なんだろうと思います。」


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