1日10分の哲学 大嶋仁 (著) 新潮社 (2024/2/17) 880円

哲学は日常に溢れている。

世に知られた哲学者だけでなく、大リーグの首位打者、愛を詠う詩人、

そして今この本を手にしているあなたの傍にも、きっと哲学がある。
人間が生きる意味を問う学問であり、

大なり小なり誰しもが自分なりの哲学と共に生きている。

そんな哲学のエッセンスを分かりやすく解説。

哲学ってなんだか難しそう……と思う人にこそ読んでほしい、

1日10分のやさしい哲学書。

(目次)

まえがき

第1章 日常生活の哲学
間違ってもいい、決断したら迷うな
鵜呑みにするな、フィードバックが大事
君は歌を詠めるか?
愛よりは礼
大阪に哲学あり

第2章 日本人の哲学
日本に哲学なし?
仏もはじめは凡夫
「愛」は日本的でない?
本物の哲学者・三浦梅園
丹波の梅岩・なにわの仲基
転んでも、ただでは起きぬ福沢諭吉
西田哲学はここがすごい
カズオ・イシグロの執念

第3章 西洋人の哲学
西洋哲学の父パルメニデス
ホメロスの罪
ピタゴラスの無理な注文
現象の彼方を見つめるプラトン
デカルト的エゴの哲学
よみがえるスピノザ
ヴォルテールを忘れるな
ルソーの自然
ヘーゲルは乗り越えられるか

第4章 科学の哲学
哲学なき時代
ホモ・サピエンスとは
ファラデイとマクスウェル
寺田寅彦を読もう
科学哲学者カール・ポパー
科学は自然を模倣する?
数学に依拠する近代科学
アトミズムとは
人工知能のからくり

第5章 現代世界の哲学Ⅰ
時間と時刻
社会は神様
自然は神様
動物は考える
無意識という火山
人類はいずれ滅びる
他者と他人
脱構築ってなに?
小出しの哲学
あなたは岸田派?浅田派?

第6章 現代世界の哲学Ⅱ
あなたは論争ぎらい?
ウニ・アナーキズム
マッカーサーの教育論?
韓国人という他者
チェーホフの哲学

あとがき

「年齢を問わず、誰もが楽しく読める本。日常のあらゆる場面に、「哲学」する契機があると気付かされます。高校生など若い読者にこそ読んで欲しいと思いました。」

「古今東西の哲学者から大阪のおばちゃんまで、色んな人のエピソードから哲学のエッセンス的なものを教えてくれる一冊。デリダやスピノザの名前は知っていても、何を言った人なのかは知らない、もしくは本を読んでも難しくて理解できなかった人におすすめ。最近哲学に興味を持ち始めた自分でも、かなり読みやすかったです。
凄く深く考えさせられるエピソードばかりで、レヴィナスの「他者は理解できない。理解するということは、他者を自分のものにしてしまうということで、それが出来ないからこそ他者は他者なのである」という言葉にハッとさせられました。理解は傲慢、確かにその通りだなと。」


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